<怖い話>心霊写真のお祓い、まさかの結果に戦慄【後編まんが】#本当にあった不思議な体験 第26話
前回からの続き。みなさんは「不思議な体験」をしたことはありますか? まるで狐につままれたかのような奇妙で意味がわからない、そんな体験を……。ママスタセレクトに寄せられたママたちの実際の体験エピソードをご紹介します。
これは私がまだ学生だった頃のお話です。ある有名な清流で、友だち4人とバーベキューや川遊びを満喫。私の持って行ったデジカメで写真をたくさん撮りました。後日、楽しかった想い出を友だちに配ろうとプリントしたのですが、その写真になんとも言えない「違和感」を覚えたのです。その写真を別の友人たちに見せると、ひとりの友だちが怯えはじめました。さらに写真に写り込む「おかしな箇所」を次々に指摘され、私たちの背筋は凍っていったのです。
ミナミに指摘された箇所をまじまじと見ていると、本当に「背筋が凍る」とはこのことなのだと感じました。写真を持つ手も次第に震えてきます。「すぐにお祓いに行ったほうがいい」と話すミナミ。私はすぐにバーベキューの友だちに連絡をとり、全員でお寺にお祓いしてもらいに行きました。
写真を見て驚き、「よくないものが写り込んでいる」と話す住職さん。バーベキューをした川は事故も多いところで、楽しそうに過ごしていた私たちにつられて幽霊たちがつい寄ってきてしまったのかもしれないということでした。
それから、私たちは全員で住職さんにお祓いをしてもらいました。お祓いが終わって皆で帰っているとき、「心霊写真って本当にあるんだな……」と思いながらもう一度写真を見ようと取り出すと、予想だにしないことが起こっていたのです。
あれほどハッキリと映っていた心霊部分が、お祓いをしてもらった瞬間にすべて消えていたのです。そもそもデジカメのデータには映っていなかったため、プリントした写真から消えた時点でその存在を確認する術はなくなってしまいました。しっかりとお祓いをしてもらえたことに安堵したのと同時に、それだけ不穏なものを持ち続けていた自分が怖くなり、写真は住職さんに処分してもらうことにしました。あれから10年以上が経っていますが、とくに怖い思いをしたことはありません。平和な毎日を過ごせていることに感謝をしたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本 渡辺多絵 作画・Ponko 編集・横内みか