<占いで墓参り>夫の不運は「実家の墓」のせい?【エピソード21:前編】#本当にあった不思議な体験
前回からの続き。みなさんは「不思議な体験」をしたことはありますか? まるで狐につままれたかのような奇妙で意味が分からない、そんな体験を……。ママスタセレクトに寄せられたママたちの実際の体験エピソードをご紹介します。
私(ナミ・50歳)は占いが好きです。当てはまれば興奮するし、嫌なことを言われればガッカリします。けれどそれも占いの醍醐味。過度に信じたりはせず、良いアドバイスとして参考にさせてもらうようにしていました。これは旅行先で夫と一緒に占ってもらったときのこと……。
出会ったときからデートの約束をした日は雨ばかり。子どもの行事なども夫が参加となると決まって雨だった記憶があります。「ほら、今日だってせっかくの旅行なのにこんなに大雨で……」すると占い師さんは意外なことを言いはじめました。
「できたら一度、お義母さんのご実家のお墓参りに行きたいんです」私が話すと義母は、お兄さん夫婦が継いだという実家の住所を教えてくれました。「じゃあ今後もし、私に何かあったら実家に報告だけしておいて。でも別にわざわざ行かなくていいからね?」
たまたま夫婦で出かけた旅行先で入ってみた占いの館。けれどそこで「旦那さんが雨男なのは、お墓が汚いせいかもしれない」なんて言われてしまいました。まるでお墓を放ったらかしにしている私たちが悪いと言われているようで、気になってしまいますよね。
そのときの私は「お墓をキレイにして、夫を雨男から晴れ男にしよう!」なんて使命感に駆られていました。だから「行かなくていい」という義母の言葉をまるっきり無視して、次の連休に義母の実家へ向かうことにしたのです。社会人の娘や大学生の息子はついてこないというので、私たちは夫婦2人で飛行機に乗って出発しました。
原案・為淀サツキ 脚本・物江窓香 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子