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<ウチの親は負け組?>イトコ「父に介護を押し付けないで!」お父さんも同じ気持ち!?【後編まんが】

前回からの続き。私(40代、ナツミ)は2児の母です。遠方で1人暮らしをしていた父(70代)が、数年前に介護が必要な状況になりました。私は娘として頻繁に会いに行けない罪悪感を抱くものの、仕事や育児に追われる日々で思うように父を訪ねられません。父は施設に入り、近くに住む伯父の協力を得ながら生活するようになりました。最近、伯父が「面倒を見てやれないようじゃ、親を捨てたのも同じ」と私のことを咎めていたと人づてに聞き、動揺しています。そんなとき、伯父の子どもである従姉妹から電話がかかってきました。

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伯父の発言と従姉妹の電話にさらに罪悪感が増しました。

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俗にいう優等生だったけど身近で親の世話をしてやれない私……。かたや、一時は非行に走った経験もあるけれど親の近くで暮らし、孫を頻繁に会わせてあげられる従姉妹。どちらが正解なんてないけれど、私は父に対してどこか申し訳ない気持ちがあります。

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施設を訪ねるたびに老いていく父。身体も弱っているし、いつ何があってもおかしくない状況でもあります。

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父の「家族のあり方に決まりなんてないから。子どもたちがどこで暮らしていても、幸せならそれがイチバンだよ」という言葉が胸に響きました。遠方で家庭を持ち子育てと仕事に奮闘しているとはいえ、申し訳ない気持ちをずっと抱えていたので、少し気持ちがラクになりました。

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伯父も私も、親子とはこうあるべきという考え方があったのでしょう。
だからこそ伯父や従姉妹の言葉に気持ちが揺らぎました。自分でプレッシャーをかけていたようにも思います。
その後も伯父との関係は良好ですが、少しでも伯父の負担が減らせるように何かできることがないか伯父と相談するようになりました。やりとりのなかで価値観の違いを感じるときもありますが、ちがって当然だと受け入れ、自身や他人を理解するためのよい機会だとも思いたいです。

原案・編集部 脚本・rollingdell 作画・加藤みちか 編集・横内みか

※この漫画は知人の話を元に作成しています

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