<親は財布じゃないッ!>真の自立を知り赤面!足りなかったのは「感謝」【第4話まんが:娘の気持ち】
前回からの続き。私はアンナ。生まれ育った家を離れ、遠方の大学に進学してひとり暮らしをしています。長期休暇にははるばる飛行機に乗って実家に帰ります。両親はそのたび喜んでおいしいご飯を作ってくれたり、欲しいものを買ってくれたりしていました。しかし今回の夏休みはいきなり両親から「親は財布じゃない」と怒られてしまって……。私は歓迎されていなかったのです。悲しくなった私は帰省を切り上げひとり暮らしのアパートに帰ってきました。
私だって普段は質素な方だと思います。決まった額の仕送りで月々生活しているし、バイトで稼ごうにも田舎すぎて選択肢があまりないのです。なのに責められるなんて……。悲しくなった私はアパートに戻ってきました。すると同じ学部のハルが、その友人をひとり連れて遊びに来てくれました。
帰省するためにはその分余計にバイトで稼がなければいけないと話すノノカ。話を聞いているうちにだんだん自分が恥ずかしくなってきました。衣食住が揃っているのは当たり前のことではないのです。いかに親に甘えていたか気付かされました。
長期休みに帰省するたびに喜んで迎えてくれる両親の顔を見て、私は親に甘えることも親孝行のひとつだと思い込んでいたのかもしれません。お金を出してくれたり物を買ってくれたりするのが歓迎の証であるかのように、どこかで思い違いをしてしまっていました。
けれど飛行機代を捻出できずに帰省を断念したという友人の話に、その考えがいかに幼稚なものだったのかを思い知らされたのです。私は恵まれていたし、金銭的にも甘えすぎていたと……。これからは私も、両親に感謝の気持ちを返していこうと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子