<私立と公立に……壁?>私立マウントにモヤモヤ「関係ない人、切る」【後編まんが:マナミの気持ち】
前回からの続き。これは数年前の話です。私はマナミ。会社員の夫と、小1の娘チノの3人暮らしです。チノは地元の公立小学校へ進学し、のびのびと学校生活を楽しんでいます。幼稚園で親友だったサナちゃんとは学校が別になってしまい、最初は悲しんでいましたが、すぐに乗り越えました。サナちゃんママ(アイコ)とは親子ぐるみでお付き合いをしていてとても仲がよかったので、小学校が別になっても今後も一緒に遊べたら、と最初のうちは思っていたのですが……。
胸の奥から、メラメラと怒りの炎が燃え上がるのを感じました。
それから、気持ちを落ち着かせるためにいつも通り淡々と家事をこなそうとしましたが、モヤモヤは広がる一方。そもそもサナちゃんが私立小に合格した日から、私たちは進むべき道が違ってしまったのです。あの日……表面上は「おめでとう」と笑って祝福したものの、心のどこかに「いいな、私立。そりゃうちだって行けるものなら行きたいけど、お金が……」とうらやむ気持ちもありました。
でもネガティブの沼に落ちる寸前で、ぐっと気持ちを立て直します。こうして、私はサナちゃんママとの付き合いを切ったのでした。
それから数か月後。幼稚園が一緒だったママ友に会いました。立ち話に花を咲かせていると……
胸がズキンと痛みました。そんな事情があったなんて。しかもサナちゃんママは私に無視をされた立場。本当なら私をうらんだり悪口を流したりしてもおかしくない。なのに、私のことを思いやって「悪いことしちゃったかも」だなんて……。
こんな自分が本当にいやになります。私の卑屈さからくるひとり相撲で、サナちゃんママを傷つけてしまった。私がもう少し強ければ、心に余裕があれば、こんなことにはならなかったかもしれない。これは、私の「人としての未熟さ」が招いた結果です。でもいつか私の気持ちに変化が訪れたら……。
私がもう少し精神的に成長できたら、サナちゃんママに「あのときはごめんなさい」とメッセージを送れるかもしれません。そして和解して、また昔みたいにおしゃべりしたり、笑い会ったりする日が来るかも……。
今はまだわかりませんが、その「いつか」を願いながらそっとスマホを伏せました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・水戸さゆこ 編集・横内みか