<義母、トイレは嫁が!?>好きだけど……「お母さんをイジメるな!」【第4話まんが:息子の気持ち】
前回からの続き。ぼくはミナト(9歳)。お父さんとお母さんとおばあちゃんの4人で暮らしているんだけど、すごくぎくしゃくしていて困ってる。おばあちゃんはお母さんをいじめるし、お母さんはいつもつらそうな顔をしている……。しかも最近、おばあちゃんがポータブルトイレを使いはじめて、おしっこがたくさん入ったバケツを1階のトイレに流しにくるんだ。ぼくはそれがすごくイヤで……。
おばあちゃんはいつもお母さんに文句を言っている。
お父さんが助けてくれるけど、おばあちゃんはそれを直そうとはしない。ぼくはそんな様子を見ると、胸がぎゅっとしてご飯をおいしく食べられなくなる……。
しかもおばあちゃんはポータブルトイレを使いはじめてから、朝早くと夕方にバケツに入ったおしっこを1階のトイレに捨てにくる。この間は、宿題が終わって友達の家に遊びにいく前にトイレに入ろうとしたら、おばあちゃんにぶつかってバケツのおしっこがぼくの洋服にかかった。
おばあちゃんはぼくには優しいからトイレットペーパーでぼくの服を拭こうとした。でもおしっこを触った手で拭かれるのがすごくイヤだったから、なにも言わずに逃げた。
洋服はおしっこくさくて、とてもじゃないけど友達の家に行けそうになかった。着替えたらお母さんに理由を聞かれるし、正直に答えたらまたつらそうな顔をさせちゃう……。それはイヤだったから、この日は友達の家に遊びにいくのをやめた。
そのかわり、もうこんなことがないように家に帰ったらすぐに友達の家に遊びにいくことにしたんだ。
ぼくはおばあちゃんが1階のトイレにおしっこを流しにくることがずっとイヤだったけど、お母さんのつらそうな顔を見たくないからずっと打ち明けられなかった。
だけど思いきって本当のことを言ったら、お母さんが優しく抱きしめてくれた。そしたらすごく胸がぽかぽかした。
もう授業中の居眠りも宿題を後回しにすることもしないようにするし、お母さんのためにぼくもなにかしてあげたい。これからは家族みんなで笑ってすごせたらいいな。
原案・編集部 脚本・風沢氷花 作画・まゆか! 編集・横内みか