<大学生の初バイト>大事なわが子が心配!やさしく教えてもらえる職場とは?そして心配すべきは……
校則でアルバイトが禁止されている高校は、少なからずあるようです。とくに進学校や部活の強豪校だったりすると勉強や部活に忙しく、アルバイトにかける時間が取れないこともあるでしょう。
アルバイトをしたくても、できなかった。でも、自由に使えるお金は欲しい。そんなふうにモヤモヤしていた子たちも大学生になれば、いよいよ初めてのアルバイトに挑戦できます。さて、どんな職種がよいのでしょう?
マニュアルありのチェーン店のほうが安心。接客なら高級店?
ママスタコミュニティに投稿をくれたのは、初めてのバイトを探す大学生を持つママさんです。
『初心者でもやさしく教えてもらえるバイトは? 大学生ならではのバイトもあるのでしょうか?』
お子さんが通った高校は進学校だったため、高校時代はバイトができなかったとか。「空前の人手不足」などとも言われる昨今、よほどの高望みをしなければバイト先はいくらでもありそうですが、”やさしく教えてもらえる”となるとどうでしょう。
コメント欄にはファーストフードやドラッグストア、スーパーなどいくつもの職場があがりました。
『マニュアルがあるバイト先のほうが、働きやすいと思う。初心者に「見ることで覚えて!」みたいなところは厳しいだろうから』
経験ゼロからスタートする初めてのバイトなら、たしかに何かしらのマニュアルがあったほうが安心でしょう。
『ケーキ屋さんがいいという話は聞いた。お客さんはうれしかったこと、めでたいことがあって買いに来るからだって』
『接客業なら、客層がよいところがオススメ。高級焼肉店はよかったそう』
店はお客を選べませんが、できれば「人の好さそうなお客さんに来てほしい」というのが本音かもしれません。
『単発バイトをやってみれば? うちの子はイベントスタッフや試験監督をやり、小遣い稼ぎしているよ』
「初めてのアルバイト=初めての社会経験」という場合も多いでしょう。まずは期間限定のアルバイトで、肩慣らししてみるのも一案ですね。
働きやすさを決定づけるのは、そこで働く人々。職場の偵察も
いくつかの職場があがりましたが、コメントでとくに多く見られたのは「学習塾」。投稿者さんが尋ねた「大学生ならではのアルバイト」のひとつかもしれません。
『うちは高校時代に通っていた塾で、講師としてバイトしているよ。知っている人ばかりだし大体の仕事内容もわかるから、働きやすいって』
投稿者のお子さんも進学校に通っていたそうですから、勉強は得意なほうではないでしょうか。高校時代に通っていた塾で雑用係として働いている子、卒業した高校の自習室で指導員をしている子などの報告もありました。知り合いが多い場所は、何より安心感があります。
塾以外でも、「以前から通っている店」「先輩や友達も働いているところ」などのバイト先をすすめるコメントがありました。
『うちはチェーンの喫茶店でバイトしているけど、「いい人ばかりで働きやすい」って』
ところが、上記のコメントと同じチェーン店にお子さんがアルバイトの面接に行ったという方からは「店長が高圧的で交通費を渋ったりして、不信感が出てきたから辞退したって。あの店はフランチャイズだから、店長によってまったく違うんだよね」という情報も。同じ系列店で、業務内容はほぼ同じであっても、働きやすい店もあれば、そうではない店もあるということです。
働きやすさのカギを握るのは、やはりそこで働いている人たちの人柄。「こればかりは運」という声もあるように、実際になかに入ってみるまではわからないことは多くあります。もしもそこが何かしらのお店なら、まずはお客として訪れてみてはどうでしょう。店内の雰囲気やスタッフの様子など、事前にじっくりチェックしておくとよさそうです。
苦労もわが子の有意義な経験に!親は見守るだけにしてみては
投稿者さんへのこうしたアドバイスもありましたが、実はこの投稿に一番多く寄せられたのは……?
『それって親が心配すること?』
『それを自分で探すことに意味があるんだよ。いつまでも親が出てきちゃ自立できない』
投稿自体を疑問視する声でした。わが子を心配する気持ちには大いに共感できるものの、お子さんはもう大学生。社会人になる日もそう遠くないはずです。苦労させたくないからと先回りしていては、お子さんはいつまでたっても親に依存してしまうのでは?
「いいも悪いもやってみて、本人が社会勉強すること」「大変なことのひとつふたつ、避けていたらどこでも働けないと思う」などの厳しいコメントも並びました。
『学生のバイトなんだから、もっと気楽に探せばいいのに。失敗も社会に出るための勉強』
『合わないと思ったら、辞めればいい。大学生のバイトなんだから』
大学生はまだまだ失敗できる、貴重な時期でもあるはずです。失敗のないアルバイト先を探すよりも、むしろ少し苦労するくらいが頑張る力を鍛えられたり、自分の向き不向きに気づくきっかけになったりすることもありそうです。
「今どきの若い子は、何をやっても続かない」などと言われ、学生は苦労の伴うアルバイトをすぐ辞めてしまう傾向があるともいわれます。
しかしそれとは逆に、最近は”バ畜”なる言葉も耳にするようになりました。アルバイトをする学生が、勉強などよりもバイトに注力させられる状況を指すスラングです。とくに初めてのアルバイトでは労働待遇が悪くてもそれに気づかなかったり、上からの理不尽な頼みを断れなかったり。社会経験が不足していることにつけ込まれ、苦労する場合があるようです。
親である投稿者さんがやるべきはバイト先探しの心配をすることではなく、バイトを始めたわが子の様子を見守ることかもしれません。お子さんが頑張りすぎていると感じたら、そのときこそが初めて口出しすべきタイミングではないでしょうか。
文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・Ponko
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