<大学生にお小遣いは甘い?>アルバイトをしていれば昼食代は不要?出すならいくらが妥当かな?
わが子にいくらお小遣いをあげるのか。小学生に中学生、高校生とそれぞれの節目で改めて考えることはありそうです。では、大学生になればどうでしょう? 「大学生はアルバイトをするのだから、小遣いは不要」と想像する人が多いかもしれません。
多くは学食を利用する、大学生の昼食。1食分はいくら?
ママスタコミュニティにあがったのは、大学生になったばかりの娘さんを持つママからの投稿。娘さんは進路決定後の高校3年生の秋から飲食店でアルバイトをしているため、お小遣いをあげない予定だそうです。
『大学生がお昼ご飯を食べるのは学食が多いと思いますが、その昼食代は誰が払っていますか? 親が出してあげるかで、迷っています』
具体的には学食で使える「大学生協アプリ」に、昼食分をチャージしてあげるかどうかで悩んでいるのだとか。娘さんは自宅通学なので、朝食と夕食は基本的に家で食べることになるようです。
大学生協は加入した学生(または教職員)が出資金を出し合い運営している組合で、加入期間にさまざまなサービスを受けることができるシステム。アプリにチャージしたお金を学食で使えるのも、そのひとつのようです。生協がない大学も少なからずあるので、便利なシステムをうらやましく感じるママもいるかもしれません。
「ミールプラン」「ミールシステム」などと呼ばれるこのサービス、利用しているママたちからのコメントが届きました。
『うちはお昼食代は親が払っている(生協のチャージ)。テキストや学校に必要なものも買っているようなので、夫のクレジットカードからチャージできるようにしているよ』
『息子のアプリには、半年に1回チャージ。足りなくなったら自己負担。大学に生協がなかった娘はお弁当持参で、お友達とランチするようなときは自己負担』
自宅通学、ひとり暮らしの学生ともに、親がアプリにチャージしているというコメントが目立ちました。
生協がない大学に通う場合で多かったのは「月に1万円」という回答です。1ヶ月に20日間学食でお昼を食べるとして、1回500円の昼食代。学食は一般的な飲食店よりもかなり安い価格に設定されていることが大半なので、500円でもどうにか足りそうです。
お小遣い0円の子も少なくない。遊ぶお金はバイトで稼いで!
昼食代は親が出す一方、「お小遣いはあげていない」というコメントもありました。
『授業が午前午後ある日は週2日だけど、お昼代として月1万円渡している。お小遣いはなし』
「親が出すのは昼食代と交通費のみ」「昼食代は月に1万円、定期代とスマホ代(3,000円くらい)も親が負担。残りはバイト代でお願いするつもり」などが代表的な回答です。
その背景には、まず大学に通うこと自体に多額のお金が必要という事情があるようです。さらに「いつまでも親が払ってあげていると、自立できなくなりそう」などの声が。
『大学生にもなって全部親なんて、本人だって恥ずかしいよ』
こんなコメントまでありました。親にしてみれば大学にかかる学費を少しでもフォローしてほしい、というだけではなさそうです。アルバイトという社会経験を通してわが子に成長してほしい、お金を稼ぐことの大変さを身をもって知ってほしいといった思いもあるのでしょう。
『生活費はこっちが出すけど、バイト代は全部子どもの小遣い。自分では少し甘いかなと思っている。でも、自分で稼いだお金を自分のためだけに使える期間は短いと思うから』
『定期代も自分で払う子、親にお小遣いを月3万円もらっても「少ない」と文句を言っている子。お友達にもいろいろな子がいるみたいだど、よそはよそ、うちはうちで』
この投稿にコメントしてくれたなかでは、「昼食代とは別に、自由に使えるお小遣いを月に1万円」という回答がもっとも”甘い”ものでした。
大学生でアルバイトをしている子は少なくないイメージですが、本業である勉強が忙しく余裕がない場合もあります。「毎日課題が山積みで、なんだかんだでバイトできていない」といった声もちらほら。テスト期間など、時期によっては、ほぼアルバイトができないこともあるでしょう。勉強する時間を削ってまでアルバイトをするなんて、本末転倒以外の何物でもありません。このあたりは家庭ごとに、臨機応変に対応しているようです。
学生が遊ぶお金欲しさに真っ先に削るのは……食費?
お小遣いはほぼあげないけれど「昼食代だけは出す」と回答したママが大多数だった、この投稿。
『節約を考えて、食費を削ってほしくないから』
その理由は、これに尽きます。手持ちから少しでも遊ぶお金に回したいとなると、まず何から節約するかといえば……。子どもが真っ先に考えつくのは、食費かもしれません。実際に「うちの子の大学は生協がないので、昼食代を渡しても節約して残りを小遣いにされる」という悩みもありました。「食費を削ればダイエットもできて、一石二鳥」などという、とんでもないことを考えてしまう子もいそうです。
『うちの娘はそうなった。生理がおかしくなり、それが発覚。だから食料を送っている』
ひとり暮らしをしているお子さんであれば、とくに心配です。食費を削れば「スリムになりたい」という願いはたしかに叶うかもしれませんが、健康を害する可能性は大いにあります。見た目を気にする世代だけに、ダイエットの弊害を「髪や肌に潤いがなくなるのでは?」といった方向から指摘するのもよさそうです。コメントをくれた方のようにお金ではなく、 ”現物”を支給するのもおすすめです。
投稿者さんはダンナさんに昼食代の相談をしたところ「出してあげるなんて甘いな」と言われたそうですが、娘さんの健康を考えればそうともいえないのでは? わが子が大学生になれば、親の目はますます届きにくくなるかもしれません。だからこそ親が管理できる部分くらいは、フォローをしてあげてもよいのではないでしょうか。
文・鈴木麻子 編集・みやび イラスト・Ponko
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