おやつに「イワシの煮干し」よく噛んで食べるのが「子どもの歯」に良い理由
以前、筆者は月に1度のペースで一時保育を利用していました。
子どものお迎えに行くと、その日の給食とおやつのメニュー、食べた量を保育士の先生から教えてもらいます。その「おやつに煮干しを食べ、好きなようでたくさん食べましたよ」と先生から聞きました。わが家では煮干しをおやつとして食べさせたことはないので、大変驚きました。
小さな頃、筆者も祖父によく煮干しを食べさせられていたなぁということまで思い出し、「それなら、家でもおやつに煮干しをあげよう」と、幼児が食べやすい煮干しを探してみることにしました。
歯医者さんのすすめでおやつに煮干しをあげるママも!ただし含まれる塩分に注意
『うちの子は煮干しと酢コンブが大好物。えぇ!? て言われること多いけど体にいいし、よく噛むから顎の発達にもいいんだよね』
『カルシウムありそう スナック菓子よりいいな』
『煮干しとスルメは、保健士さんと歯医者さんにすすめられてから、食べさせてる』
『カルシウムもたっぷりだし、体にいいよね』
『カルシウムたっぷりだし、喜んで食べるよ』
『おやつに食べさせてます。おかげでかどうかわからないけど、虫歯はないし滅多な事じゃ病気もしない子になったよ』
しかし幼児が固い煮干しをきちんと飲み込めるか心配なので、柔らかい煮干しを探していたら出会った「佐賀県産 いわしの煮干し」。酸化防腐剤不使用なので、安心して子どもに食べさせられます。なんと牛乳の22倍のカルシウムが含まれているというのも魅力的です。
煮干しをおやつにしてから、2歳児歯科検診があり、「おやつに煮干しを食べている」と歯医者さんに伝えたら、とても褒められました。甘いお菓子よりも煮干しを食べるほうが虫歯の心配が少ないこと、噛む力がつくことなど、良いことがたくさんあるようです。
しかし、煮干しは甘いお菓子を食べるより歯に良いからといっても含まれる塩分も気になるところです。乳幼児が一日に摂取する食塩相当量は1~2歳で3.0g未満(男)・3.5g未満(女)、3~5歳で4.0g未満(男)・4.5g未満(女)。塩分1gに相当する煮干しの目安は13尾程度で、1尾あたり約0.08gの塩分が含まれているということになります。
煮干しの塩分量はさほど多くないようですが、おやつ以外の食事に含まれる塩分を配慮しながら、子どもにあげる量を決めるのが好ましいですね。
よく噛んで食べるメリットとおやつや食事におすすめの食材
煮干しのようによく噛んで食べることで、だ液の分泌が促進され歯の汚れを流しさってくれます。さらに歯に良い影響だけでなく、よく噛むことで脳の働きが良くなり精神が安定するという効果もあるようです。
よく噛んで食べる食材としておすすめなものは、ひじき・しらす干し・桜えび・さつまいも・もやし・ごぼう・厚揚げもいいそうです。ごぼうやさつまいもなどに含まれる食物繊維の多い根菜類は歯の表面をお掃除する働きを持っています。また栄養を補うための捕食「おやつ」としておすすめなのが、ヨーグルト・チーズ・豆腐・おにぎり・バナナ・オレンジなどだそう。手軽に用意することができて、ママの負担も少なそうですね。おやつ=甘いお菓子類ではなく栄養価の高いものを選んであげるよう心がけることが大切なのかもしれません。
おやつは幼児にとって栄養を補うための働きもあるので、栄養バランスを考え、よく噛むことを意識した食材を子どもにあげるようにしたいですね。
文・鈴木じゅん子 編集・横内みか
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