<旦那は、必要ナイ!?>夫婦での育児スタート!2人で乗り越えて「親になる」決意【第10話まんが】
前回からの続き。私はマホです。レイジとのあいだにミナミが産まれ、里帰りした実家では両親が完璧にサポートしてくれました。居心地がよすぎて私はすっかり「娘」に戻り、自宅に帰りたくなくなってしまったのです。そのままミナミは生後3か月に。するとある日、優しいレイジが初めて怒りをあらわにします。そしてようやく私は自分勝手なふるまいによって家族が崩壊してしまうかもしれないと危機感を覚えました。レイジの説得で目が覚めた私は、ようやく自宅での夫婦での育児をスタートしたのです。
ミナミと一緒にレイジの待つ自宅に戻ってきて数週間が経ちました。いざ実家から離れてみると、両親がどれだけ私のためにサポートしてくれていたかがよくわかります。あたふたしながらレイジと2人、親として必死でミナミを育てています。
平日も早く帰宅するようになったレイジは、積極的にお世話をしてくれています。入浴ならタオルや着替えの準備から、保湿して服を着せてミルクを与えるまで。家事や育児に対してもう「お手伝い」という意識ではなく主体的に関わってくれているのがわかります。自宅に戻ったら義母がしょっちゅう来るのではと心配でしたが、私の意思を尊重してきちんと止めてくれました。
あのとき涙を流しながら訴えてきてくれたレイジには、感謝しかありません。こんなに素敵なパパを、私のせいでミナミから奪ってしまうところでした。両親は相変わらず心配そうにはしていますが、今後は頼らずに生活していくつもりです。そしてミナミも生後6か月になり……。
春の花が咲き乱れるなか、お宮参りに私の両親と義両親が揃いました。愛らしい衣装に身を包んだミナミを囲んで、みんな和やかな笑顔です。
あれから私もレイジも、ミナミの「親」として成長してきました。今日のお宮参りには双方の両親を招待し、私たち夫婦の自立した姿を見てもらえたのではないかと思います。本気で説得してくれたレイジのおかげで私たち家族の「今」があります。夫としてミナミの父親として、絶対に失うようなことをしてはいけないと感じました。両親に甘えてばかりの私の性根を叩きなおしてくれたこと、本当に感謝しています。どんな困難だって、レイジと2人ならきっと乗り越えていけるはずと信じています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・煮たまご 作画・りますけ 編集・井伊テレ子