<旦那は、必要ナイ!?>里帰りがキッカケで離婚!?同僚の言葉に焦る【第5話まんが:旦那の気持ち】
前回からの続き。俺はレイジです。妻のマホは3か月前にミナミを出産しました。出産予定日のひと月ほど前に実家に帰り、1か月健診を終えてから自宅に戻ってくる予定でした。しかし台風や大雨、また俺の仕事の激務によって、マホとミナミの帰宅予定は延びるいっぽう……。ようやく都合をつけてマホの実家に向かうと「ミナミのためにももう少し実家で育てたい」なんて言われてしまいました。俺はなるべくマホの気持ちを尊重しようと思っているのですが……。
俺は食品メーカーの営業職です。もともと平日は朝早く帰宅も遅めだったのですが、ここしばらくは休日出勤をする多忙な日々。たとえマホがミナミを連れて自宅に帰ってきても、家事や育児はマホがほとんど負担することになるのだろうと思います。マホによるととにかく毎日のお世話は大変で、夜中の授乳もあるのであまり眠れていないそうです。俺はできる限りマホの意志を大切にしようと思っていますが……。
そんなとき社員食堂でたまたま同期のササキと一緒になりました。ササキとは部署は違ってもちょくちょく飲みに行くような仲です。とはいえマホが妊娠してからはなかなか飲みにも行けず……。久しぶりに会うと「家族が増える」と報告してくれました。
ササキの奥さんは里帰りせず、入院中の上の子の世話はササキがするそう。「まぁ、やるしかないわな」ササキは豪快に笑っていましたが、俺は本当にそんなことが可能なのかと驚くばかりでした。そして俺から事情を聞いたササキは神妙な面持ちで話しはじめたのです。「もちろん、夫婦で納得できていれば問題ないんだろうけれど……。前にさ、俺の友達にもいたんだ。奥さんが実家に里帰りしたまま帰ってこなかったってヤツが」
ササキの言葉には少しドキッとしました。もちろんマホの不在のあいだに遊ぼうなんて、俺は微塵も思っていません。けれど俺だって「家に帰ったときに誰もいない、この寂しさはいったいいつまで続くのだろう」と思うことがあるのです。もしマホが、実家の居心地がよくて自宅に戻りたくなくなってしまったのなら……。マホとは家事や育児の役割を決め、早急に帰ってこられるよう話を進めなければいけないと決意しました。ひとまず働き方を調整するために上司に掛け合ってみようと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・煮たまご 作画・りますけ 編集・井伊テレ子