【隠れマナー】子どものおやつ。友達と遊ぶときには持たせる?持たせない?<ママのリアル調査>
未就学児の頃は親と一緒に行動する子どもたちも、小学生になると友達だけで遊ぶことも増えてきますね。放課後はおやつの時間と重なることもあり、友達と飲食を共にすることもありそうです。そこで今回ママスタセレクトでは、「お子さんが友達と遊ぶときにおやつを持たせますか? または持っていきますか?」というアンケートを実施。回答の選択肢には「持たせる(持っていく)」「持たせない(持っていかない)」「その他」の3つを設定。900人を超えるママたちが回答を寄せてくれました。
7割以上のママたちがおやつを「持たせる」と回答
もっとも多かったのは「持たせる(持っていく)」を選択したママたちで708人と全体の7割という結果に。どんなものを持たせているのか、具体的な例も聞かせてくれました。
小分けしやすく、汚れにくいものが鉄則
『みんなで食べられるホームパーティー用やファミリーパックのお菓子』
『個包装でいろんなお菓子が入っているもの』
多く聞かれたのは「ファミリーパックのお菓子」という声。個包装されたお菓子がたくさん詰まった大袋のことですね。友達と分けやすいことが選ばれる一番の理由なのでしょう。
なかには「みかん1個とか饅頭1個とか、シェアしないで食べられるもの」というコメントもありました。感染症の流行を機に、友達とシェアして食べることに抵抗がある人も増えたからかもしれません。
『友達の家にお邪魔するなら、相手のママが切ったりせずそのまま食べられるもの。カップに入ったゼリーとかプリンとか、焼き菓子とか』
相手の手を煩わせることなく食べられるものを選ぶ人や「4つ繋がっている吊り下げ菓子。食べなかったらそれぞれ持って帰れるから」という意見もありました。
反対に避けたいおやつとは?
一方で子どもに持たせるおやつのなかでもママたちが「避けている」ものもあるようです。
『チョコレートなど溶けやすいものは持たせない』
『チップス系はボロボロこぼれる可能性があるから避ける』
『散らかるクッキーはNGです』
子どものおやつで相手のお宅を汚すことのないように、と考えるママたちが多いようですね。片付けや掃除の手間をかけないように、という配慮はママならではの視点ともいえそうです。
その他は1割強。ケースバイケースなことも
「持たせる」の次に多かったのは、「その他」を選んだママたちで127人、1割強いました。そこにはさまざまな理由があるようです。
『相手のお宅にいくときは持たせるけれど、公園などで誰が来るのかわからないときは、アレルギーの有無が確認できないから持たせない』
『友達によってはアレルギーをもっていることがあるので、持っていったり、いかなかったり……』
『毎回ではなく、相手が申し訳なく感じない頻度で持たせている』
一見、子どもにおやつを「持たせるか否か」といった単純なことのようであっても、ママたちはその選択にとても慎重であることがわかります。
おやつを持たせない派は1割弱
「おやつを持たせる」と回答したママが7割を超えた一方で「持たせない」を選択したママもいます。88人、1割弱のママたちです。そこにも納得の理由がありました。
『身近に食物アレルギーのある友達がいるから』
『友達が何人かいたら誰にアレルギーがあるか分からないから』
多く聞かれたのが、食物アレルギーをもつお子さんへの配慮です。実際に自身のお子さんが食物アレルギーだというママからは
『子どもにアレルギーがあります。お菓子交換などしては危険なので、公園など大人の管理下のないところでは飲食はさせません』
という声も寄せられました。さらには、
『子どもたち同士で、おやつはそれぞれ自宅で食べてくると決めている』
『友達同士で買いにいくから、持たせていない』
という理由で持たせないママもいるようです。
食物アレルギーをもつ子どもに配慮する人が多数
今回のアンケートのコメントで多くみられたのが、アレルギーをもつお子さんへの配慮の言葉でした。それは持っていく派からも持っていかない派からも聞かれた共通の意見です。こんなにも認識が高く、警戒心が強いのか! と驚いたほどでした。
筆者の息子も食物アレルギーがあるので、息子の飲食についてはつい厳しくなりがちです。けれどいつまでも親の管理下におくわけにはいきませんから、自分の身を自分で守るためにも、食べていいもの、避けるものを自身で判断できるようにしておくべきだと考えています。多くの大人が子どたちを見守っていくことも大切ですが、アレルギーをもつ子ども自身が自分で理解できるように、教えていくことも重要なのではないでしょうか。
それぞれの家庭ができることを
『お菓子と一緒にアルコールお手拭きなども持たせます』
『小分けのお菓子とゴミ袋を持っていかせます』
相手のお宅への気遣いを忘れないママも少なくありませんでした。そのような大人の姿を見ながら、子どもたちも学んでいきますね。わが子が出かける際には、相手の家のルールに従うこと、最低限のマナーは守ることなど、きちんと伝えてから送り出したいものです。
総回答数:923票
調査方法:インターネット
調査月:2024年3月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部 イラスト・Ponko