「世界でいちばん貧しい大統領」ホセ・ムヒカ氏の来日決定!
世界でいちばん貧しい元大統領として、心に響く名言や書籍をのこしている『ホセ・ムヒカ』さん。なぜ世界一貧乏なのかというと、国民と同じ生活レベルを送るため、給料のほとんどを寄付していたからです。三部屋しかない平屋に住み、自分で車を運転し、犬のエサを作る。警備もつけずに広場でひとり、マテ茶を堪能。給料の90%を寄付し、わたしは幸せだと笑っていた大統領。こんな大統領、見たことない!と、世界中に驚きと感動の輪が広がっています。
そんな、ウルグアイ元大統領ホセ・ムヒカさんが4月5日より初来日します!今回は、世界中の人々を惹きつけるムヒカさんの魅力をたっぷりご紹介したいと思います。
ムヒカさんてどんな人?
ウルグアイ東方共和国出身「ホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダノ」こと『ホセ・ムヒカ』さん。誕生日は1935年5月20日で、現在80歳。
南米ウルグアイの貧困家庭に生まれ、10代から軍事政権に抵抗して非合法政治ゲリラ活動に身を投じ、4度の投獄を経験。13年間に及ぶ投獄から解放されたあと政治活動を始め、ゲリラ出身初の国会議員を経て、2010年に大統領にまで登り詰めました。2015年まで大統領をつとめ、2016年以降は子どもの教育のために尽力される予定とのこと。
ムヒカさんの名言
「貧しい人というのは、ものをもっていない人のことではない。真に貧しい人というのは、際限なくものを欲しがり永遠に満たされない人のことである……(略)本当に貧しい人は、贅沢な暮らしを保つ為にだけに、働く人であり、そして常に何でも欲しがる。もっと! もっと! と」
本当の貧しさとはなにか?貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に欲があり、いくらあっても満足しないこと。そんなムヒカさんのスピーチは、ひとことひとことが、人々の心に突き刺さりますね。
ムヒカさんの本
『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』
くさばよしみ編 中川学絵
AB判上製 32頁 本体1,600円+税
2012年リオデジャネイロで行われた国際環境会議にて、ムヒカさんによる伝説のスピーチを絵本化した『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』(小社刊)は15万部を超える大ヒットとなっています。人類の幸福とは何か、深く深く問いかける絵本です。
「わたしは、自分を貧しいとは思っていない。いまあるもので満足しているだけなんだ。」
『世界でいちばん貧しい大統領からきみへ』
くさばよしみ編
四六判上製 72頁 本体1,200円+税
『悪役 世界でいちばん貧しい大統領の本音』
アンドレス・ダンサ
エルネスト・トゥルボヴィッツ 著
四六判並製 324頁 本体1,700円+
ムヒカさんの心に響く言葉の数々をまとめたメッセージブックと 、“私が大統領を辞めたらこの本を出してもいい”とまで自身が言った評伝が発行部数20万部を突破!ものすごい人気ですね。
親日家としても知られているムヒカさん。今回の来日でも、きっとたくさんの名言を残してくれることでしょう。今回の来日で、4月8日のフジテレビ番組、ムヒカ来日緊急特番「日本人は本当に幸せですか?」に出演することも決まっています。
生き方、人間関係に悩むあなた、こちらでご紹介した書籍をぜひ手にとってみてください。また、ムヒカさんの来日状況も、ぜひチェックしてみてくださいね!
文・赤石 みお