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<シンママの甘え?>娘を守りたい!強くなりたい!けど……正直しんどい【第5話まんが:妹の気持ち】

前回からの続き。私はリカ、シングルマザーです。元夫とは2年前に離婚しました。娘のソノミには苦労ばかり掛けてしまっているけれど、親子2人で寄り添いながらなんとか生きています。同じ学区内に姉家族と父とが同居しているので、そちらの家にソノミがお世話になることも。申し訳ないとは思いつつも家事に仕事にと生活があまりにも忙しく、いつもお礼が後回しになっています。いつか父にも姉家族にも、きちんと「ありがとう」を伝えないといけないとは思っているのですが……。
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元夫と離婚したのが2年前。パートとして働いていた仕事を正社員に切り替えて娘1人を育てていますが、シングルマザーとしての生活は想像以上に忙しいものでした。元夫は家事も育児にもノータッチだったため「これなら夫がいてもいなくても同じ」と考えての離婚。協力してくれない元夫がいなくなって精神的な負担は少し和らいだものの、生活が楽になったわけではありません。
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最近では「考えが甘かったかも」という気持ちがチリチリと心をむしばみ始めています。
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「うん……いつもごめんね」私がそう言うと、「ううん! 私マユちゃんと遊ぶの好きだし、ミサキちゃんのご飯も好きだもん」とソノミは嬉しそう。健気なわが子の様子にはいつも涙が出そうになってしまいます。もちろんソノミを受け入れてくれている姉(ミサキ)や父にも頭が下がる思いです。最近では仕事がさらに忙しくなってしまい、頼ることも多くなってしまっていました。
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これでは余計に迷惑になってしまう……と考えた私は、「せめてソノミが夕飯後でも1人で帰れるように」と、父たちの家から徒歩5分のところにアパートを決めました。

姉のミサキからは引っ越しについていろいろと聞かれましたが、詳しいことを話したらまた気を揉ませてしまうかもしれません。仕事が立て込んでいたこともあり、私は事後報告という形を取りました。
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私なりに「必要以上には姉家族に頼るまい」と頑張ってきたつもりです。それなのに先日……。
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ショックでした。私は私なりに精一杯努力し、気を遣ってきました。それでも至らないと言われてしまうのはあんまりです。それに、ソノミを厄介者のように言われたくありません。

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外へ出て気が緩んだのか、私の目からは涙がぽろぽろとこぼれています。ハッと我に返った私は、懸命に明るい声を出しました。
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ずっと、姉家族と父の助けを借りっぱなしになっていることを私なりに気にしていました。そんな気持ちで引っ越しをしたことが、姉夫婦にとって「また負担がかかる」と煙たがられているとは思いませんでした。「シングルマザーだからって当然のように甘えないで」と言われたような気がして、とても悔しいです。私だって楽をしたくて頼っているわけではないのに。私だけならばまだしも、ソノミにまで”邪魔者”というレッテルを貼られるわけにはいきません。私は何としてでもソノミだけは守ります。

【第6話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・魚師 編集・塚田萌

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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