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<サイテー卒園式、やり直し!>「育った園舎で、全員揃って卒園」当たり前じゃない!【第6話まんが】

前回からの続き。私(ユリ)は夫のヨウタと息子のトモキの3人家族です。1才前から保育園に通っていたトモキは、もうすぐ卒園して小学生に! 親が仕事のため保育園には3月末まで通うのですが、3月の中旬に卒園式があります。私は息子の晴れ舞台を楽しみにしていました。しかし本番、ピアノ担当のレナ先生の伴奏ミスが目立ち、最低最悪な卒園式になってしまったのです。あまりのプロ意識の低さに、私は怒りを抑えることができません。同じ思いを抱えているゴウくんママ、アンナちゃんママと私の3人は、卒園式のやり直しを園に求めに行きました。しかしそのことを他の保護者に伝えると「ウチはやり直さなくていい」という意見が圧倒的。翌朝、その中のひとりであるケイくんママに声をかけると、「卒園式は子どもたちのものだから」と言われてしまいました。
6_1_1最低最悪な卒園式
6_1_2最低最悪な卒園式 2

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私たちがケイくんママと話しているところに、他のママ友2人がやってきました。そこで東日本大震災やコロナ禍で卒園式が延期になったけど、なんとか無事に行われたという、ママ友たちがした大変な経験を話してくれました。そして、卒園式は子どもの成長を見届けるためのもので、親を喜ばせるためのものではないと。子どもたちが元気に揃って式に出席できたから、彼女たちは卒園式のやり直しは必要ないと思っているそうです。

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そう言って、ママ友たちは去っていきました。きっと他の保護者も同じ想いなのでしょう。残された私たちの間には沈黙が漂います。みんな私たちと同じ気持ちだと思っていたのに……。
6_3_2最低最悪な卒園式 2
このままホールを貸して貰っても、他の子が来ないのでは意味がないと思った私たちは、園長先生に卒園式のやり直しは執り行わないと伝えました。その後も卒園式のやり直しができなくて、私は消化しきれない想いを抱えていました。仕事をしていても、そのことばかり思い出してついイライラしてしまいます。

6_4_1最低最悪な卒園式
6_4_2最低最悪な卒園式 2
東日本大震災や新型コロナウイルス感染症のときの話をしてくれたママ友たち。そう言われると、確かに「育った園舎で、全員揃って卒園」できることは、当たり前ではないのかもしれません。ママ友たちの言葉に、私たちはもしかしたら方向性を間違えていたのかもしれない……そんな風に考えるようになりました。けれど、やはり卒園式の動画を見返すと、どうしても悲しみや怒りが込み上げてきてしまうのです。この卒園式を「いつか笑い話にできる」とは、到底思えません。卒園式のやり直しを求めた件を夫に伝えると、夫はものすごく驚いていて、私に諭すように話してくるのでした。

【第7話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・善哉あん 編集・elokuu

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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