<サイテー卒園式、やり直し!>ママ友3人で園に直談判「卒園式を返してください!」【第3話まんが】
前回からの続き。私(ユリ)は夫のヨウタと息子のトモキの3人家族。共働きのため、トモキは1才になる少し前から保育園に通っています。そんなトモキも、もうすぐ卒園して小学生に! 親が仕事のため保育園には3月末まで通うのですが、3月の中旬に卒園式があります。私は息子の晴れ舞台を楽しみにしていました。しかし本番、ピアノを担当したレナ先生の伴奏ミスが目立ち、最低最悪な卒園式になってしまったのです。あまりのプロ意識の低さに、私は怒りを抑えることができません。年長クラスには、同じ思いを抱えている保護者がいました。そこで私は、卒園式のやり直しを園に直談判することを提案したのです。
LINEでやり取りをした私たち3人は保護者を代表して、園に直談判をしに行きました。話し合いには園長先生とミサ先生とピアノを弾いたレナ先生が同席しました。私たちは、子どもたちの一生に一度の晴れ舞台を背負う覚悟がレナ先生にあったのかを問い、詰め寄りました。
園長先生は、本来ピアノ担当だった先生がケガをしてしまったと弁解していましたが、この時期にケガをすること自体がありえないことです。
アンナちゃんママとゴウくんママも不満をぶつけます。ゴウくんママの言うとおり、こんなことになるなら音源を用意して流した方がよっぽどマシでした。当の本人のレナ先生はひたすら泣いてばかりです。園長先生は、レナ先生が時間のない中で仕事終わりに毎日練習をしていたとか、「卒園の伴奏者」という責任を果たそうと努力していたとか、レナ先生をかばって懸命に言い訳をしてきました。
園長先生の謝罪は、なんとも言い訳がましいものでした。努力だけが評価されるのは、学生時代までです。大人になり、仕事としてお金を貰っているのであれば「頑張っていたから大目に見て」は通じません。レナ先生も涙を流すくらいなら、はじめから死ぬ気で練習して欲しかった……。まぁそこまでは言いませんでしたが、心の中は怒りでいっぱいでした。譲歩案として求めた、卒園式のやり直し。保育の時間中に園のホールを借りて、子どもたちには当日と同じ服を持ってきてもらいます。まぁ飾りまで本番と同じようにとは言いませんが、今度は子どもたちの歌を完璧な状態で撮影したいと思っています!
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・善哉あん 編集・elokuu