<亡き夫の裏切り……>ショック!「夫の子」認めた義両親。ずっと私をダマしていた?【第7話まんが】
前回からの続き。私(ハルカ)は夫のマサシと5歳のアン、2歳のシュンとの4人家族で暮らしていました。夫が持病の悪化でこの世を去ると、葬儀に「夫の不倫相手」だという永野エミコが現れます。憔悴しきっていた私に代わり、兄や義両親が不倫相手と交渉しカタを付けてくれたのでした。しかし5年後、私は見てしまうのです。義両親が笑顔で永野エミコを受け入れていたところを。そしてその脇には男の子がいました。「マサキ」と呼ばれていたその子は、おそらくマサシの子どもです。再び失意のどん底に落とされてしまった私は、兄に相談しました。そして数日後、兄とともに義実家を訪れたのです。
「マサキくん」という言葉を聞き、義母は観念したように私たちを家に招き入れました。お茶を出してくれる義母と、申し訳なさそうな表情の義父。気まずい空気が流れるなか、口を開いたのは義母でした。
話せなくなってしまった私に代わり、兄が話してくれます。「マサシくんの不倫相手だった永野エミコさんが、こちらの家から出ていくところを目撃したそうです。『マサキくん』という4〜5歳くらいの男の子も一緒だったと聞きました。しかもお二方のことを『おじいちゃん、おばあちゃん』と呼んでいたと……」
「マサキくんは……マサシの子どもなんですか?」私がやっとのことで声を絞り出すと、義父は静かにその事実を認めました。「あぁ……」すると兄はこれまでの経緯を確認するように、義両親にたたみかけます。「あのとき……。5年前、永野さんがマサシくんの葬儀に現れたとき、しっかり話し合いましたよね? 向こうのご両親からは慰謝料も受け取ったし、金輪際、ハルカを傷つけないと約束してもらいましたよね?」
兄と義両親が会ったのは、5年前に「永野エミコ」や彼女の両親と話し合いの場を設けたとき以来でした。「マサキくんのことで」と言った瞬間、義両親はとても驚いていましたが、すぐに観念したようにも感じました。マサキくんは、やはりマサシの子どもだったのです。そのことを知っていながら、ずっと隠してきた義両親。マサシの不倫を知ったのは葬儀のときが初めてだったとか、マサキくんのこともそのときは知らなかったとか、義両親は懸命に自分たちをかばおうとします。しかし「裏切られた」という事実がある以上、私はその言葉たちを信じられなくなっていました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子