<妹のカレと仲良くしたい姉>「オマエの言動はイヤがらせだ」両親の説教に姉は……?【第6話まんが】
前回からの続き。最近のお話です。私はサナ。お付き合いをしていたタナカヨシトさんから最近、念願のプロポーズを受けて婚約に至りました。両家の顔合わせをすると、なんと私の姉・ハルカが大学時代にヨシトさんと同じバイト先だったようで私もびっくり。すると姉はヨシトさんの連絡先を強引に聞きだしたうえ、やたらと親しげなメッセージを送りつけてくるようになりました。ヨシトさんも戸惑っている様子で、申し訳ない気持ちでいっぱいです。そこで両親に相談したところ、姉との話し合いの場を設けてくれることになりました。
話し合いの日、母から指定された時間に私たちは実家に向かいました。少し遅れて姉がきました。母がいつになく強い口調で言うと、姉の顔色がサッと変わりました。
「とぼけないで。話はサナから聞いたし、ヨシトくんにもスマホを見せてもらいました」ぴしゃりと言い放った母。姉もさすがにまずいことになったと思ったのか、慌てて取り繕います。「送ったけれど何が悪いの? 元バイト仲間だから飲みに誘っただけだし、親族として仲良くなりたいだけだし。何? サナってば私とヨシトの仲を妬いてるの?」いきなり姉に攻撃的な態度を向けられて、私はとっさに言葉が出ませんでした。すると隣にいたヨシトさんがかばってくれます。
「……呼び捨てにするの、やめてもらっていいですか? 今までそんなふうに呼び合ったことありませんでしたよね?」静かに言い放ったヨシトさんを前に、今度は姉が言葉を失いました。それでも少しの間をおいて、うつむいたままさらに話を続けます。「……本当に別に変な意味はなくて、ただ懐かしくなって……これから親族になるんだし、ちょっと仲良くできたらなって……そんなふうに思っただけで……」
ひょっとしたら姉は、懐かしいバイト仲間のヨシトさんと純粋に仲良くなりたかっただけなのかもしれません。思いがけない偶然に、つい嬉しくなってしまったなんてこともあるでしょう。ただどのような理由があったにせよ謝罪も反省もしてくれたので、今となっては姉をとがめる気持ちはありません。今後は親族として適切な距離感でお付き合いしてもらうつもりです。お互いのライフスタイルは変わっても、姉とはずっと心地の良い関係性でいられたらと思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・マメ美 編集・井伊テレ子