<図々しい値切り!>ママ友が犯人を目撃「嫌がらせされてない?」注意すべき人物は?【第3話まんが】
前回からの続き。私はカオル。年長の娘が1人います。趣味はネイルで、学生の頃からずっとハマっています。そして趣味が高じて、ここ数年でちょっとしたネイルサロンを開くまでになりました。ときどき娘の幼稚園のママ友たちも来てくれて、いろいろな情報交換をしながら楽しんで施術をさせてもらっています。これからもずっとこのお仕事を続けていきたいと思っていたのですが……。ある日、幼稚園から電話がかかってきて、私は愕然。その内容は「無理やり勧誘している」「料金が高すぎる」と事実とはかけ離れたものでした。一体誰がそんな告発をしたのでしょうか。
幼稚園で園長先生と話した翌日、落ち込みながらも何とか笑顔で娘を見送ると、タイミングよく私のスマホが鳴りました。画面を見ると、ママ友のシノちゃんからのメッセージ。シノちゃんはお互いの子どもがまだ赤ちゃんの頃に子育て支援センターで出会ったママ。子ども同士は違う幼稚園に通っていますが、とても気が合うので子ども抜きでランチに行くほどの仲です。
昨日、幼稚園に呼び出されたばかりですから、なんだかまたドキドキしてしまいました。シノちゃんの口から語られたのは衝撃的な話でした。
「カシワギアヤナ」さんというのは、先日うちのネイルサロンに来店したときに値切ったママの名前です。
シノちゃんはふーっと息を吐くと、「お節介だったら悪いんだけれど……その人、要注意人物だと思うよ」と小さく言いました。私は嫌な予感を抑えながら理由を聞きます。
私は思わず黙り込みました。幼稚園側に嘘の告発をしたのはおそらくアヤナさんでしょう。しかし一体なぜそんなことをしたのか理解ができません。「値段が高い」と感じたから? 値引き交渉に応じなかったから? そんなことが理由で嫌がらせをするものなのでしょうか……。私は黙り込み、シノちゃんも私の言葉を待っているようでした。賑やかなカフェの一角で、私たちのテーブルだけが沈黙に包まれていました。
ママ友のシノちゃんに呼び出され、驚くべき話を聞いてしまいました。シノちゃんとアヤナさんが顔見知りということにもビックリしましたが、それ以上にアヤナさんが私のサロンに対してそんな感想を抱いていたことにも言葉がありません。しかもシノちゃんの言葉を信じるならば、「もう二度と行かない」と言っていたのに、少し先には来店予定も入っています。一体どんなつもりで来店するのでしょうか。私は腑に落ちない気持ちを抱えてしまいました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・ちょもす 編集・横内みか