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涙が止まりません! 子どもから親に贈る愛の親守詩(おやもりうた)

親守詩(おやもりうた)をご存じですか? 親学推進協会会長の高橋史朗さんが「親が子どもの健やかな成長をのぞんで歌うのが子守唄ですが、子どもが親を思って表現するものがあってもいいのでは」という思いから、2004年に愛媛県松山市で始めたものです。

子どもが両親や家族への感謝や尊敬など、普段なかなか直接言えない気持ちを詩や作文、川柳などで表すもので、2013年には初の全国大会まで開催。その後も全国各地で盛り上がりを見せ、2016年2月には、第3回目が行われ、全国から応募された76,637点から29点が優秀作品として表彰されました。

部門は以下の3つです。
(1)作文・詩部門:140字以内の作文・詩
(2)定型詩部門:五七五形式
(3)連歌部門:子が上の句(五七五)、親が下の句(七七)を返す形式

優秀賞から佳作のものまで、受賞作品の中から、感動を誘う作品をいくつかお伝えします。

【作文・詩部門】思いをしっかり綴った作文

あさ、おきるじかんになると「まの、おいで」とままがいっておふとんをすこしあけてくれます。わたしは、うれしいきもちでままのおふとんにはいって、ままとぎゅうをします。あったかいしきもちいから、またねむくなります。でもがんばっておきます。またあしたもおふとんでぎゅうをしておきたいです。
(岩手県 小学一年生 高橋まのあさん)

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情景やぬくもりが伝わってきて、目の奥が熱くなります……。

お母さんが小さいときどんな子どもだったのとお母さんにきくといまのわたしそっくりだった。わたしは、とってもうれしかった。いつもはお父さんにだねといわれているから、たまにはお母さんといっしょのところがあってすごくうれしかった。わたしが大人になったらお母さんみたいな大人になるのかなぁ。
(千葉県 小学校五年生 川嶋真菜実さん)

だんだん大人っぽくなってきた娘にこんなことを言われたら、ママはジーンときてしまうのでは。

【定型詩部門】愛情が凝縮された定型詩

今までの大会ではどちらかというとママへの思いを表したものが目立ったのですが、今回はパパの登場率も随分高かったとか。

すぐねちゃう パパのやさしい トントンで
(大阪府 園児 三宅紗椰さん)

ほっとする おとうさんの 「だいじょうぶ」
(岩手県 小学校二年生 川村一輝さん)

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お父さん てんきん先で やせないで
(奈良県 小学校四年生 三田こはなさん)

パパを思いやる気持ちがステキですね。

【連歌部門】親子の思いが感動を呼ぶ連歌

(子)おとうとに ママをとられて さみしいよ
(親)内緒で今夜 隣で寝るよ
(千葉県 小学校一年生 冨田美陽さん)

(子)あかちゃんに はやくあいたい あとすこし
(親)あなたのことも すごく待ってた
(熊本県 園児 酒見愛華さん)

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(子)お母さん いっしょに将棋を さしましょう
(母)飛車角落ちで お願いします
(山梨県 小学校三年生 萩原叶汰さん)

(子)おかあさん ずっとずうっと だいすきだよ
(親)おこったあとに いうのはずるい
(高知県 園児 濱田華凛さん)

仲のいい親子の笑顔が目に浮かぶようです。

(子)仕事から 帰ってきたら何するの
(親)一番先に あなたをだっこ
(栃木県 小学校二年生 中根優那さん)

(子)ありがとう 仕事かえたの ボクのため
(親)ママのほうがね さみしかったの
(茨城県 小学校三年生 鷹松秀弥さん)

ワーママならでは状況が伝わる連歌も涙を誘います。

いかがでしたか? それぞれの想いが伝わってくる作品ばかりですね。子どもがいつか大きくなったら、どんなことを言ってくれるようになるか、楽しみですね。

文・編集部 イラスト・めい