【フリマアプリ超入門】不要な子ども服や子ども用品はフリマアプリで賢く売ろう! #ママが知りたいネットの知識
掃除をすると不要品が出てきますね。成長が早い子どもの洋服や用品はどうやって処理していますか? 捨てる、リサイクルショップに持って行く、親戚や友人にあげるなどさまざまな選択肢がありますが、今は“フリマアプリへの出品”という方法もあります。
筆者はこれまでフリマアプリで800件以上の売買を行ってきました。メッセージのやり取りや発送などの手間はありますが、自分の不要物を必要としている人に届けられるところが気に入っています。まだ始めていない人たちにはぜひ利用を薦めたいところですが、始める前は不安なものですよね。
そこで今回は、そもそもフリマアプリとは何なのか、出品者は何をする必要があるのか、フリマアプリを始める前に知っておいた方がいいことをご紹介します。
そもそもフリマアプリとはどんなもの?
フリマアプリとは、フリーマーケットのように、利用者同士が商品を売り買いできるアプリのことです。
金銭のやり取りはアプリを通して行うため、直接やり取りする必要はありません。売り上げたお金はアプリの中で管理され、その後現金として引き出したり、アプリ内での買い物に使ったりすることもできます。
商品の写真撮影から出品、購入者とのメッセージのやり取り、そして梱包から発送まで、出品者が行うこととなります。
フリマアプリは数多くある!違いと特徴は?
フリマアプリは取り扱う商品のカテゴリーや、利用者層、販売手数料などに違いや特徴があります。代表的な3つのフリマアプリを紹介します。
圧倒的な利用者数『メルカリ』
2017年11月時点での国内のアプリダウンロード件数は6000万件を超えており、アメリカでも3000万件超えを記録しています。圧倒的な利用者数を誇るため、商品の品数も多く、出品物が売れやすいという特徴があります。販売価格の10%が手数料として引かれます。
手数料無料の『フリル(FRIL)』
2017年9月時点で、ダウンロード件数が1000万件を超えました。アプリの提供を始めた当初は、女性向けファッションに特化していましたが、昨年9月の楽天グループ参画後は、さまざまなジャンルに手を広げているようです。手数料が無料なのが特徴です。
バックがYahoo!『ヤフオク!』(フリマ出品)
『ヤフオク!』は1999年にサービスが始まったオークションサイトで、常に約5000万個の商品が出品されています。2017年2月からフリマ出品を導入し、個人間での取引にも力を入れています。出品は無料でできますが、販売手数料は、『Yahoo!プレミアム』会員の場合は売り上げの8.64%、会員でない場合は売り上げの10%です。
このように、フリマアプリには得意な商品や、手数料の違いなどで差別化しています。その違いを把握したうえで、自分に合ったアプリを選ぶといいでしょう。
子ども服や用品はフリマアプリとの相性が良い
子ども服や用品は、フリマアプリとの相性が非常に良いと言えます。
・サイズや子どもの趣味の違いなどにより新品のままのものが多い
・プレゼントととして贈られるブランド服は、需要も多い
・コンパクトに発送できるため、送料が安く抑えられる
実際にフリマアプリでは数多くの子ども服や用品が売買されています。自宅にいながらお小遣い稼ぎができるので、出歩きにくいママにオススメです。
個人間の気軽なやり取りだけど、ルールは守ろう
値引き交渉などでメッセージを送り合うことが多くなります。顔が見えない個人間のやり取りですが一般社会と同様に、言葉遣いなど丁寧な対応を心がけましょう。金銭が絡むことですし、失礼があってはいけません。
またフリマアプリには禁止行為がいくつかあります。例えば、『メルカリ』では「商品に問題があっても返品に応じない」「ノークレーム」「キャンセル不可」という記載をすることを禁止行為としています。しかし禁止にもかかわらず実際にこのような表現はよく見かけます。あらかじめ禁止行為についてはしっかり認識しておく方がよさそうです。
自分の不要品を売り、他の人の不要品を買う、こういった仕組みはゴミを減らすことにも繋がるので、子どもの未来のためにもなりそうですよね。家に眠っている不要な子ども服や用品があれば、年末の大掃除のタイミングで、出品してみても良さそうです。まだ始めていない人は、不要品の処理方法の一案として、ぜひ検討してみてください。
文・高村由佳 編集・しらたまよ
<参考文献>
『フリマアプリでおこづかい稼ぎ&いいモノ探し 電子版』/松井健介・編
※次回は、具体的なフリマアプリでの出品の方法や売れるコツについてご紹介します