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いらない子ども服の寄付プログラム「こども服みらいファンド」がスタート

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サイズアウトしてしまった子ども服、どうしていますか? 大切に残しておくスペースはないけれど、まだ着られるものを捨ててしまうのはもったいない。かといってフリマに出すのは手間がかかる、人にあげるにも趣味が合わない……など意外と面倒なハードルがあるものです。

「サイズアウトした服の行方」が既に決まっている家庭もあるかもしれませんが、先日これまでになかった新たな方法が誕生しました。

着られなくなった子ども服が、恵まれない子らの未来につながる

活動をスタートしたのが「こども服みらいファンド」。内閣府などが推進する「子供の未来応援基金」の趣旨に賛同した企業「キャリーオン」が行っています。
もう着なくなった洋服を回収するサービスは大手アパレルメーカーなどでもやっていますが、それとはシステムは少し違います。
1.不要になった子ども服を郵送する(送料無料)

2.「ファンド」が衣類のブランドや状態などをチェック。査定した結果をメールでお知らせ

3.査定結果に応じた金額を「子供の未来応援基金」に寄付。寄付額をメールでお知らせ
つまり送った洋服を「ファンド」がお金に換え、こちらが何もしなくても「基金」に寄付してくれるというわけです。
「子供の未来応援基金」は、すべての子どもたちが夢と希望を持って成長していける社会の実現を目指す「子供の未来応援国民運動」の一環として設立されたもの。内閣府のほか文部科学省、厚生労働省などが活動をバックアップしています。
寄付は学びの機会や衣食住が十分ではない子どもたちを応援する、NPOなどの民間団体に送られることとなります。

「子どもの貧困」が大きな社会問題にもなっている今、不要になってしまった洋服を送ることで少しでもその解消に貢献できれば……。我が子に洋服の行方を説明すれば、小さな心に社会貢献への興味が芽生えてくれるかもしれません。

受け付けてくれるのは指定ブランドのみ。事前に確認を

申し込みをすれば発送キット(梱包袋など)が送られてきて、無料で送付できるのもうれしいところ。

ただ当たり前のことですが毛玉がひどい、汚れがついているなどダメージの大きいものは引き取りNGです。「次に着る子がいる」ことをちゃんと踏まえたうえで選びましょう。

さらに「洋服を査定する」というシステム上仕方のないことではあるのですが、引き取り可能なのはブランド物の子ども服のみ! 「ユニクロ」「西松屋」「しまむら」など、読者のみなさんに愛用者が多そうなメーカーの子ども服は残念ながら受け付けてくれません。一方で「GAP」や「アディダス」「ナイキ」などのスポーツメーカーはOK。そのブランドがOKなのかNGか、ホームページには一覧表があるのでそちらと照らし合わせて見てください。

文・鈴木麻子

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