【突撃、世界ごはん!】ブラジルの陽気なライフスタイルに衝撃!
こんにちは! 日本に住んでいる外国人のお宅訪問企画『突撃、世界ごはん!』ブラジル後編です。
前回のインタビュー前編「【突撃、世界ごはん!】世界から注目されたブラジル!家庭料理を体験!」に引き続き、ブラジル人クオーターのアーリーさんにお話を聞きました!
自家製ライムレモネードで乾杯!
ブラジルと言えば、ライムレモネード! というアーリーさん。ささっとミキサーで作って出してくださいました!
南米で穫れるライムはアメリカのものより濃厚かつマイルドでジューシーで、暑い夏にはすっきりとしていてと~っても飲みやすかったです! 普通のレモネードとはかなり味が違っていて、ライムも皮ごと入っているので味が濃くて、ゴクゴクと何杯でも飲みたくなっちゃうような美味しさでした!
一つを8等分にカットしたライム2個、砂糖1/2カップ、コンデンスミルク大3、水3カップ、氷をミキサーにかけるだけで完成です! これなら手軽に家でもブラジルのライムレモネードが再現できるのでオススメですよ♪
ブラジル人は楽観的だけど日本人は将来のことまで考えてまじめ
-日本で暮らされて10年ということですがどのように生活し始めたのですか?
日本に来る前はフィリピンで暮らしていて、日本語を習っていたんです。結婚して2年間フィリピンで子育てしてから来日し、滋賀県に住んでいました。滋賀にはブラジル人がすごく多かったんですよ。日本に暮らして思ったことは、ブラジル人は今が楽しければいい、という楽観的な方が多いのでよくパーティーして踊ってお金をすぐ使っちゃいますけど、日本人は将来のことをしっかり考えて貯蓄しているなぁと感じます。離婚して今はシングルマザーなんですけど、4年前から東京に来て、英語の先生をやっています。
日本のシュラスコの肉は小さすぎる! 本場はもっとボリューミー!
-ブラジルの食生活やライススタイルについて教えてください!
朝昼晩と主食はお米を食べます。それからやっぱりBBQが食文化かな! 日本で広まっているシュラスコは本場とは全然違って、もっと分厚くて大きな肉が串に刺して出てくるのよ! 日本で食べに行ったら小さすぎてびっくりしちゃったもの! それからリングイッサという生ソーセージを一緒に焼いて食べたり、コシーニャというほぐした鶏肉を茹でたジャガイモやキャッサバ芋を潰したもので包み、油で揚げたブラジル風コロッケが有名かな!
あとは、たろいものような感じの、キャッサバ芋のスープを飲んだりします。
日本人男性よりもブラジル人のほうが家庭的で子育てにも協力的
-ブラジル人と日本人で男女の違いはありますか?
ブラジル人は外でもラブラブで、男同士も仲が良いとハグしたり仲が良いですよ。
でも、ブラジルの男は本当にチャラくて浮気ばっかりだし、仕事もしないわ(笑)
ブラジルの男性は子育てには協力的で、1番大事にするのは家族、仕事はその次です。でも日本の男性は仕事が一番で、帰って来てからはビールを飲んでだらだらしているイメージがあります(笑)料理も出来ないし家事は女性ばかりがやっていますよね。
日本の女性ですごいなと思うのは、いつでもメイクアップして外見に気を使っていること! メイクはマナーで、すっぴんの時はマスクしたりしているでしょう?特に海にいる日本人女性もばっちりメイクしているからびっくりしました。ブラジル女性はほとんどメイクしないし、海に入るのにメイクしていくなんて考えられないことです。
ブラジルの子どもの誕生日パーティーはすごく盛大!
-ブラジルで有名なイベントや日本と違う文化はありますか?
6月に、フェスタ ジュ二ーナ(Festa Junina)という収穫祭がありますよ!
すごく面白くて、田舎者がおしゃれをしてお祭りにくる感じの洋服を着て街でパレードしたり、ダンスをするんです。わざとそばかすを書いたり、三つ編みをしたり、歯を白くしてださくしたり、男性は髭づらで麦わら帽子をかぶったりして面白いです!! すごく陽気で明るいブラジル人らしいお祭りだと思います。
日本と違うのは、日本の父の日は6月ですけど、ブラジルは、8月13日が父の日で、「父の日にお父さんがいないのはかわいそう」と、刑務所に収監されているお父さんたちが仮釈放されるんですよ。それから、バレンタインの風習がないので、6月12日に恋人の日というのがあります。恋人同士でプレゼントしあうんです。
クリスマスは、ドライフルーツやナッツ、もしくはチョコレートが入ったパネトーネというパンを食べますね。
ブラジルでは、子どもの誕生日はすごく盛大にパーティーを開くんです! 大きい風船をたくさん用意して、子どもが好きなキャラクターなどパーティーのテーマを決めて部屋を可愛く飾り付けて、子どもの友だちをたくさん呼んで誕生日会をするんです。日本でもやってあげたかったので、私の娘にはブラジル風誕生日パーティーをしていますよ!
ブラジルは14歳で出産する子もいるし、盗みや薬中もいるのも確か
-子育ての違いは感じますか?
子どもを育てる上でマナーや安全性は日本がすごく優れていると思います。
日本は少子化が問題になっているみたいだけど、ブラジルは子どもの数はすごく多いから、おじいちゃんおばあちゃんが預かってくれたり、周りの人と助け合うのが当たり前で、お手伝いさんが一緒に住んでいることも多いからお母さんだけが孤独で大変ということはないです。
女性は、通常は16歳から結婚できますが、例えば14歳でも子どもができてしまえば親のサインがあれば結婚することができます。
リオはお金持ちと貧困の差が激しくて、私たちは慣れているからあまり思わないけど、観光客にとっては本当に危ない街です。子どもでも銃を持っているし、窃盗も日常茶飯事だから危ないです。
アーリーさん、エスティラさん、楽しいお話と美味しいごはん、ありがとうございました! ブラジル料理のことがもっともっと知りたくなってきました。また遊びにいきますね!