<大学生、信用できない?>「見た目で判断してゴメン!」久しぶりに会う姪の成長に……【後編まんが】
前回からの続き。最近のお話です。私はカナエ。中学1年生の長女・シホと小学5年生の次女・ヒナを育てています。今度の連休、姉が大学生の娘・ナナちゃんと一緒に帰省してくることになりました。ナナちゃんはシホとヒナを連れて隣市のショッピングモールに行きたいそうです。私は子ども3人だけでの遠出に不安がぬぐえず、お出かけを許可するべきか悩んでいました。するとナナちゃんとどうしても一緒に行きたいシホとヒナは……。
シホが私にノートを渡してきました。「ショッピングモールまでの行き方とか時刻表とか、全部調べてまとめたんだ」ヒナも言います。「行ってみたいお店のリストも作った!」ページをめくると、子どもたちの調べた内容がきっちりとノートにまとめられていました。
「だからナナちゃんと3人だけで行ってもいい? お願い!」私があまりに心配しているため、自分たちがちゃんとできることを証明したかったのでしょう。真剣な眼差しに気持ちが押されます。
ここは成長を信じて、本人たちに任せよう……! 子どもたちがまとめたノートを見て、私はそう思えたのです。
私は娘たちと当日の約束ごとを決めました。ナナちゃんの言うことをしっかり聞く、ときどきスマホで報告する、絶対に3人バラバラに行動しない……。そして連休になり、姉とナナちゃんが帰省してきました。
久しぶりに会うナナちゃんはずいぶん成長して、お姉さんらしくなっていました。「ナナちゃんは大学でどんな勉強してるの? バイトとかしてる?」そう聞いてみると……。
「私、将来は学校の先生になりたいと思っていて」「……先生に!?」ナナちゃんにそんな目標ができていたなんて、ビックリです。
「ふだんは小学生の学習支援ボランティアをしたり、学童でバイトしたり……。だから今回シホちゃんとヒナちゃんと3人でお出かけできるのも、すっごく楽しみにしてたんだ!」頼もしい言葉に、私のなかのナナちゃんのイメージが一変しました。任せられないなんて思っていてごめん……。私は心のなかで謝ったのでした。そして翌日。
ショッピングモールへ出かけた子どもたちからは、楽しそうな自撮り写真が送られてきました。その笑顔を見て、不安は一気に吹きとんでいったのでした。
わが子にはついいつまでも、小さかった頃のように接してしまうものかもしれません。しかし思うより早いスピードで成長しているものなのだなと、今回の件を通して私は実感しました。もう親がいなくても遠くまで出かけられるようになったことに、少し寂しさを感じつつも喜びを感じています。いずれはひとりだけで行動する日もくるはず。そのときにも子どもたちの様子をしっかりと見ながら、本人に委ねられるところは委ねていきたいです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ふみまる 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子