<父と兄のモラハラ>お母さんごめん!「彼らは人生に必要?」ハッとした夫からの言葉【第5話まんが】
前回からの続き。私はチハル。昔から父と兄にはないがしろにされてきましたが、そんな私を守ってくれていたのは優しい母。母に仕立ててもらった成人式の着物は私の宝物です。ところが、母が亡くなって2年後、なんと兄が「俺の娘のために、お前の成人式の着物を貸せ」と命令してきたのです。しかし、今まで兄に何かを貸して戻ってきた試しはありません。絶対に貸したくない私は、その話を無視してしまいます。すると父、兄、義姉から鬼のように着信があって……?
「たしかにお義母さんが生きていた頃は、お義母さんが何とか皆を繋いでくれていたのかもしれない。でもさ、そもそもチハルはお義父さんとお義兄さんとうまくいっていなかったんだろ?」
進学で兄は私立の大学を許されたけれど、私は父から自力で行けと言われていました。結局母のお陰で大学に行かせてもらいましたが……。就職でやっと採用された会社を非難され、虚しくて心が壊れそうでした。そんなときも母がそっと寄り添ってくれて、なんとか持ち直しました。兄と父にはずっと……。
ずっとバカにされて生きてきた。「俺にはお義母さんの気持ちは分からないし、それがお義母さんなりの精一杯だったのかもしれない。けれど君たち家族は、結局お義母さんがいなくなったら成り立たなくなるような関係でしかなかったんだよ」夫の言葉に目が覚めました。私を家族として扱ってくれたのは、母だけだった。
「むしろ今手放さないと、これからずっと同じことで苦しみ続けていくんだよ?」「……それは……絶対にイヤ……」
私も薄々は感じていました。母がいなくなった今、父と兄と関係を続けていく意味があるのかどうか。けれど、大好きだった母が必死で守ろうとしていたものを、そう簡単に手放すことができなかったのです。……でも夫に言われてやっと気が付きました。父も兄も私の人生には必要ない人だということを……。母の着物がキッカケだったのも、偶然ではないのかもしれません。私は、近々あの人たちを捨てます。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・マメ美 編集・今淵凛