<きょうだい差別の末路>【後編】遺産は欲しいが介護は姉にさせたい旦那はクズ?話し合いの行方は……
前回からの続き。投稿者さんには2人の義姉がいます。2人は義両親の介護を拒否、旦那さん(義姉たちの実弟)に強要しているのだそう。理由は今まで義両親と旦那さんからひどい扱いを受けたこと。きょうだい間で金銭的な差別を受けたり、大人になってからも旦那さんから暴力を受けたことなどが、介護拒否の主な原因となっています。投稿者さんは差別や暴力が事実と知っても、「義姉は怪我したわけでもないのに……」「そもそも旦那は優しいから、暴力なんて信じられない」と旦那さんの肩を持つような発言をしました。
しかしママたちからは厳しい声が挙がります。「暴力を振るうなんて最低」「投稿者さんの考え方も非常識」など、投稿者さん夫婦を責めるコメントが集まったようです。また「義姉たちが介護したくないのもよくわかる」と義姉たちを思いやる声もかけられました。
義両親を施設に入れることも検討しているのだけど……?
きょうだい間で揉めてはいるものの、義両親の介護についてある程度の話し合いは進んでいるようです。さてどんな内容になっているのでしょうか?
『義実家を売ったお金と預貯金、そして年金で施設に入ろうとも思ってるのですが、入るまでの間だけでも介護を……と思ってます。ところが旦那は「子どもみんなで面倒見るからお金を残してほしい」「両親の資産はなるべく残したい」と言っています』
まとまったお金を用意して、施設に入る方針にしているようですね。しかしこの計画に1人で反対しているのが旦那さん。どうやら「お金はなるべく使わずに残してほしい」と主張しています。
旦那さん、どうして義両親のお金に固執するの?
『旦那さんは親の貯金を減らしたくないって言ってるけどなんで? 遺産は等分のはずだけど……』
『旦那さん、お金が欲しいのかな? そのうち「俺は仕事あるから細かいことは女の人たちで見て」「残った金は長男の俺が一括管理する」とか言い出しそう』
義両親のお金が減ることを理由に、施設への入所を反対している旦那さん。しかしママたちが主張する通り、遺産は等分されるはず。もちろん遺産が多く残ればそのぶん金額は大きくなるかもしれませんが、「旦那さんばかりが得するわけではないのに、何故?」と考えたようです。
遺産は旦那がいちばん多くもらう予定です
『遺産については「半分は旦那、残った半分を義姉2人で分けるように」と義父が言っていたそうです。旦那は「今もそれなりに収入はあるけど、老後はこんなに働きたくない。今のうちにお金をもらっておきたい。両親みたいにのんびりした老後を過ごしたい」とのことです』
なんと義父は、旦那に対して遺産の半分を渡す約束をしていたのだそう。それを踏まえて旦那さんも「自分が老後に楽したいから、お金はできるだけ多く残して」と主張しています。これでは義姉たちが腹を立てるのも当然ですよね……。投稿者さんはさらに続けます。
『「自分が仕事を辞めてまで介護をすることは両親も望んでないから、介護は近くにいる義姉たちがやるべきだ」と思っているそうです』
しかも旦那さんは「自分が介護をすることは両親も望んでいない」と呆れてしまうような主張を繰り返しているのだそう。おそらく幼いときから、今回のようなえこひいきが続けられていたのでしょう。だからこそ今になって義姉たちが大爆発したのでしょうね。
旦那さん……それじゃ守銭奴だよ
『旦那さん、どれだけお金が欲しいの……。義姉たちよ、介護にお金をぜーんぶ使ってやれ。強欲な長男に残しても無駄だよ』
『その旦那さんの思考を、投稿者さんはおかしいと思わないの? 旦那さんは義姉を下に見て、介護を義姉に押し付けて、自分はお金だけもらうって……。守銭奴じゃん。それなのによく投稿者さんは旦那さんをたしなめないね』
投稿内では、旦那さんに対してブーイングの嵐が。旦那さんの主張だけ並べてみると、「施設に入所するのは反対」「でも自分は介護はしない」「しかも遺産は半分もらう」。これでは守銭奴だ……と厳しい声もあがりました。また旦那さんの暴走をたしなめない投稿者さんに対しても、呆れたようなコメントが寄せられたようですね。
最後の話し合い。気になる結末は……?
義両親と義姉たち、そして投稿者さん夫婦の6人で最後の話し合いがおこなわれました。さてどんな内容が語られたのでしょうか?
『義姉たちと話し合いました。結局、義両親は施設に入ってもらうことになりました。遺産があまり残らないと聞いて旦那は反対していました。しかし義両親から「施設に入らないのなら、長男として同居して」と言われて、施設に決めたようです。とにかく、うちが中心に介護をしなくて良くなったので安心です』
遺産がほとんど残らないことを聞いて、施設への入所を反対していた旦那さん。しかし義両親が「じゃあ同居をして自分たちの面倒を見てくれ」とお願いしたら、あっさりと手の平を返しました。結論としては施設への入所ということで決定したようです。さて話はまとまりましたが、最後に投稿者さんへの皮肉のコメントが……。
『本当に似たもの夫婦だね』
「うちが介護することにならず、よかった!」と胸をなでおろした投稿者さん。その姿に何とも言えない気持ちを感じたママが、チクリと嫌味を言ったようですね。しかし投稿者さんはこれには反応せず、こちらの投稿は静かに幕を下ろすのでした……。
誰かが義両親を介護することになるのかと思いきや、結局は施設へ入所しました。今回は全員にとって良い結果になったかもしれません。しかし根深い問題は残っているため、また何かしら問題が起きる可能性も……。今後は大きなトラブルもなく過ごせるといいですね。
文・motte 編集・みやび イラスト・Ponko
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