<ゲーム発売日!事件が……>子どものせい!と思ったら……「うっかり」【中編まんが:パパの気持ち】
前回からの続き。俺の家は4人家族。ママと小学生の息子が2人(小4、小1)います。俺のささやかな趣味はゲーム! 家族が寝静まってから楽しくゲームをするのが日課です。
ちなみに今日は待ちに待った「最高傑作と名高い神ゲー」の最新作の発売日! 指折り数えて待っていました!
しかし、いつもあるべきところにゲームの充電器がない!? 「ない! 充電器が……ない!!」ゲームの時間を楽しみにしていた反動で、俺は子どもを起こすほど怒りました。子どもたちに探させましたが、結局充電器は見つからず、日付は変わってしまいました。代理の充電器を使ったのですが、気分が削がれてしまい、続きを満足にできませんでした。ゲームをやめ、フテ寝のような形で横になりました。
次の日。俺は眠たい目をこすり、仕事から帰宅しました。今日もゲームの続きをやる予定です。仮眠でも取ろうかと思っています。
帰ってすぐ、通勤バッグを置くために自室である書斎に入りました。
書斎のお気に入りの椅子でプレイしたいのです。でも代理の充電器ではコンセントから椅子までコードが届かないのです……。(子どもたちは充電器を見つけてくれたかな)そんなことを思いながら、椅子を動かすと……?
書斎のコンセントにささっているゲームの充電器がちらりと顔を出しました。
その瞬間、頭の中に鮮明な記憶がよみがえりました。(あ……俺、一昨日の夜に書斎でゲーム充電したんだった……)あまりのことにフリーズしていると、コンコンとノックが……「パパー?」ママの声が聞こえます。
(やばい! どうしよう!)ママが入ってきました。「ゲームの充電器なんだけど、明日電気屋さんとかで買ってこようか?」と優しい言葉をかけてくれます。俺は充電器を見られないように精一杯隠しました。しかし……。
「あ! それ……、充電器!?」
(秘儀! 笑ってごまかす!)「いや~ごめんごめん、充電器、ここにあったわ。もう、俺ってば〜! あはははは」
「あははは〜……って、笑えるか!!」昨晩、見つからなかった充電器は、俺の部屋にありました……(汗)。「子どもたちがなくしたはずだ」と決めつけて怒ってしまったことに、後ろめたさがあり、ついついごまかそうとしましたが、ママは激怒しています。昨晩のことを全部なかったことにした〜い……そう思いますが、もう手遅れです。俺は素早く土下座の姿勢をとったのでした……。
原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・んぎまむ