<シングルマザーさんへの質問>老後が不安になってきた。将来に向けてどんなことをやってる?
結婚の在り方や女性の生き方が多様化している現代。夫婦生活を解消して離婚をしたり、死別してパートナーが不在になることもあるでしょう。一方で、赤ちゃんを授かっても最初からパートナーと入籍をせずに、選択的シングルマザーになったという人もいるかもしれません。そんななかママスタコミュニティには、シングルマザーの老後に関してこんな質問がありました。
『シングルマザーの人に聞きたい。私もシングルマザーなんだけど、最近老後が不安で仕方ないです。皆さんは老後どうしますか? やっていけそうですか?』
投稿者さんは現在44歳でお子さんは高校生。旦那さんとは死別したそうで、当時を振り返りながら「子どもが独立したらいつ死んでもいいと思っていたけど、私が死んだら子どもが1人になってかわいそうだ。自分も楽しみを見つけながら生きようと思うようになった」と綴っていました。現在はフルタイムのパートで働いているそうですが、老後の経済面や過ごし方などが不安な様子。この投稿に対して、同じようにシングルマザーのママたちからはさまざまなコメントが集まっていました。
いつか再婚する?ずっと独身で生きていく?
『仲良く老いてゆけるパートナーがほしかった。でも仕方ない。女性としての最盛期は元旦那が根こそぎ持っていったから、独り身を耐え抜くわ』
『かなり不安。付き合っている人もいるけどこの先どうなるかわからないし、1人の覚悟でやっていくしかないよね』
シングルマザーといってもどのような経緯でシングルになったのか、子どもの年齢や家庭の状況によってさまざま事情があるものです。シングルマザーが今後の人生を考えていく上では、やはり「誰かと再婚するのかどうか」という選択肢は頭をよぎるものですよね。ママたちからも「一緒に老後を過ごすパートナーがほしかった」「付き合っている人と再婚したいけど、この先どうなるのかまだわからない」として、パートナーの存在を強く意識している人がいました。
『再婚するわ』
『私も1人で生きていくと思っていたけど、昨年いい人に出会えた。みんなもまだまだわからないよ』
そのなかでも、すでに再婚が決まっている人の声も。独身を貫く覚悟でいたものの、素敵なパートナーとの出会いがあったという報告も寄せられています。これは再婚を希望するシングルマザーの人にとっては希望が持てますよね。人生100年時代といわれる今、40代~50代だとするとまだまだ人生の折り返しです。これから誰かとお付き合いをしたり、再婚したりする可能性もあるでしょう。「老後もずっと1人だ」と悲観する必要はないのかもしれませんね。
子どもが巣立っても仕事を続けていたい!
『私は子どもが巣立ったら仕事に専念して、自分のことを充実させようと思っているよ! 趣味もないから仕事しかないかな』
『看護師をしていて、70歳くらいまでは今の職場で働くつもり。身体が元気でずっと働くのが目標。 子どもは来年高校生だけど、手堅く生きていくために看護師を勧めているところ。今さら他人と生活したくないから今後もずっと独身かな。友達とワイワイやるのが今の楽しみ』
シングルマザーであるほとんどの人が、ママ1人の経済力で子どもを育てていることでしょう。元旦那さんから養育費をもらっていたり、死別なら遺族年金をもらっていたりすることもありますが、それでもやはりママが頑張ってお仕事を続けているケースが多いもの。子どもが成人するまで、大学を卒業するまではこのまま踏ん張って仕事を頑張りたいですよね。一方で、子どもが巣立っても仕事という生きがいを持ち続けたいと考える人もいます。仕事はお金という対価だけでなく、家庭や友達以外の人とのつながりや自己実現、社会貢献などさまざまな側面を持つものです。子どもが成人して1人暮らしになったとしても、仕事を続けていくことで経済的なゆとりが出るなど、毎日を充実したものにしていくことができますよね。
老後も楽しめる趣味や仲のいい友達は大事!夢中になれるものを見つけたら幸せ
『老後も楽しめそうな趣味を探しているよ。今から始めたら、楽器とかも長く老後も楽しめるかもなと思っている』
『楽しめることをたくさん見つけておくのがいいと思う! 編み物も手が震えるようになったらできなくなるし、1つだと楽しめなくなってしまうから。分野や使う場所を分散しておいたほうがいいんじゃないかな。自分に合いそうなものに挑戦している』
『やっていける気しかしない。1人暮らし最高すぎる』
『再婚とかはせずに悠々自適に生活したいな。私は定年手前にローンを払い終わるから、それまでにリフォームしたい。定年したらパートぐらいは働かせてもらいたいな。旅行を趣味にして。あと土日祝日は率先して出勤する、神パートになりたい。ワーママの手助けがしたいな』
再婚するにせよ独身のままにせよ、1人で楽しく幸せに生きていくためには何が必要なのか。それを突き詰めると、仕事や趣味など夢中になれるものを見つけることが重要になってくるかもしれません。再婚すれば大丈夫、仕事だけ続けていれば大丈夫という簡単な話ではなく、いろいろな人と関わったり楽しいことを見つけたりすることが、今後の人生の充実につながりそうです。
また、仕事でも趣味でも1つのものだけに固執してしまうと、それを失ってしまったときにショックが大きく、孤独や不安を感じやすくなってしまうでしょう。楽しみや居場所を分散させることも、穏やかで幸せな老後にするポイントかもしれません。そしてこうした考えは、シングルマザーでも既婚者でも同じではないでしょうか。巣立った子どもと関わることや仕事以外にも、旅行、編み物、お友達と遊ぶ、次世代の手助けをするなど。いろいろな生きがいや楽しみがあれば、老後も楽しそうですよね。今回の投稿では、シングルマザーのママたちが幸せな老後のためにいろいろと考えていることがうかがえました。投稿者さんも他のママたちの意見を参考に、不安だけでなく明るい未来に目を向けられるとよいですね。
文・AKI 編集・kunel イラスト・善哉あん
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