<誰にも言えない>自分の親だけど、関わるのがシンドイ。高齢の親ってそういうものですか?
親元を離れ自分の家庭をもち年月が経つにつれ、当たり前ながら親も高齢となっていきます。自分が子どもだった頃の親は、元気に働いたりテキパキと家事をしていたり。しかし現在の親は、昔と変わらず元気ではつらつとしているでしょうか? ママスタコミュニティに、自分の親についての悩みを打ち明けたママがいました。
『親がとにかく面倒くさい。歳をとると頑固になり、だんだん関わるのが疲れるように。自分の親でも疲れるよね? わかる人いる?』
投稿者さんは結婚して独立してからも、定期的に実家に行くようにしているそうです。そして親の頑固さやケンカ腰のしゃべり方、人の話を聞かない態度などが、だんだんひどくなっていると感じているのだとか。「自分の親なんだけれど、関わるのが疲れる」と相談する投稿者さんに、ママたちからさまざまな声が届きました。
意外と多い!?実の親との関わりに悩むママ
『わかる。夏休みに実家で1ヶ月。めっちゃ疲れた。精神的にも体力的にも』
『身内だから遠慮がなくて疲れる』
『一緒に暮らしていないと、他人と同じだよね。他人なら会わなければいいけど、身内だから厄介』
『買い物や通院でよく車を出す。怒りっぽくなった。反面、弱ってきている』
投稿者さんが「自分と同じ人はいる?」と問いかけたのは、内心「自分だけかも?」と心配だったからかもしれません。ところが「わかるよ」「同じだね」と共感するママは何人もいました。「自分だけじゃなかった」と、投稿者さんはホッとしたのではないでしょうか。さらにママたちは、親から受けるさまざまな疲れを語ってくれました。
頑固さは天下一品!
『絶対に自分を曲げない! 嫌味な性格は健在』
『年々頑固になっていく。自分のことしか考えてない。私が何を話してもムダ』
『オレ様がこの世で一番偉いって態度』
『ホント関わりたくない。親戚にも暴言。謝るように言っても「向こうが悪い!」の一点張り』
投稿者さんも親の頑固さに手を焼いているようですが、他のママたちからも同じような意見が目立ちました。高齢になってくると、自分のやり方や考えにこだわってしまいがちなのかもしれませんね。人生経験が長い分、自分の考えに自信があるのでしょう。しかしいったん周囲と意見が分かれてしまうと、お互いに折り合いをつける、妥協点を探るなどの歩み寄りが難しいようです。親が自分の考えを絶対に曲げないとなれば、妥協するのはいつも子どもである自分。頑固さや自分中心な考え方は、周囲を疲れさせてしまいそうです。
悪口や嫌味ばかり。意地悪になる
『人の悪口を言わないところが好きだった。最近は、近所の人や親戚の悪口ばかり』
『干渉しないタイプの親。きっと兄嫁にもそうしているだろうと思っていた。でも嫌な姑になってた。指摘したら逆ギレされた』
誰だって嫌なことはありますし、苦手な人や嫌いな人がいても不思議ではありません。若い頃の親御さんは、それを態度や口に出さない立派な人だったのでしょう。あるいは、子どもには聞かせないようにしていたのかもしれません。いずれにせよ素敵だなと思っていた親が変わってしまうと、なんだか悲しくなりますよね。
いつまでも子ども扱い
『いつまでも10年以上前の娘のイメージで私に接してくる』
『実家で暮らしていたときは、親のルールに逆らえなかった。でも結婚して自分の家庭をもつと、親のルールに疑問を感じる。でも親は押し付けてくる』
『親が子離れできないんだよ。いつまでも自分の支配下に私を置きたがる』
親にとっては、いくつになっても子どもは子どもなのでしょう。そして子どもが独立して家を出てからも、親のイメージの中では独立する前の子どもの姿が、アップデートされずに残っているのかもしれません。
耳が遠くなるのは仕方ないけれど……
『難聴がひどくなっているから、会話が噛み合わなくて疲れる』
『大きい声で話さないと聞こえない』
聴力が衰えた親に聞こえるように話そうとすると、こちらはかなり大きな声を出さないといけなくなります。しかし聞こえない親の方は、子どもが小さな声で話すから聞こえないと思っているかもしれません。だんだん聞こえにくくなる場合は、本人に自覚がないケースもありそうです。
筆者の親も聞こえにくくなってきたことでトラブルが重なったのですが、本人から「はっきり話さない方が悪い」と言われました。本人には、自分だけが聞こえていないという自覚が全くなかったのです。それから数ヶ月間、きょうだい総出で検査を勧め、最後は「異常がなければ安心できる。安心料だと思って」と説得し、耳鼻科に行ってもらいました。案の定、聴力の低下が指摘され、補聴器を購入。はじめのうちこそ「老人扱いするな」と補聴器をつけたがらなかったのですが、最近ではつけている時間の方が長く、家族の会話がだいぶスムーズになりました。
大きな声を出して話すと疲れますし、大きな声を出してもなかなか伝わらないイライラやもどかしさもありますよね。自分の親なのに自然な会話ができない寂しさ。またそんな親と「話したくないなぁ」と思ってしまう自分にも嫌気がして、気持ちが沈みがちになってしまう人もいるのではないでしょうか。
関わりたくないけれど親は親。自分の関わり方を変えてみては?
「親と関わると疲れる」と相談する投稿者さんに寄せられた共感。同じように疲れてしまうママが、かなりいるようです。そんななか何人かのママからは、自分の関わり方を見直したという声がありました。
『もう80も近いからますます面倒くさい。「まあ歳も歳だし……」ってのを忘れないように接している』
『めっちゃわかる。遠方にいるからときどき帰るけど、2泊を限度にしている』
高齢になった親の姿は、娘である自分が一緒に暮らしていた頃の親の姿ではないはず。「歳をとったな」と寂しくなったり、心配になったり……。悩みはこれからもっと増えるかもしれません。
そんな親と会って自分が疲れ切ってしまうなら、自分の関わり方や距離感を考え直すという対処法もあるようです。会いに行く間隔を開けたり、日数を減らしたり。付かず離れずの距離感は人によって違うでしょうが、全く会わなくなるよりはいいのかもしれません。そのくらい割り切って自分の心や生活を守る方法もあるということを、忘れないでいたいですね。
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