3歳から使える「ママの生理」の伝え方
Q.月に一度の生理。子どもとのお風呂、どうしていますか?
① 普通に一緒に入る。
② 今日は入れないという。なんで?と言われてもごまかす。
③ それとなくパパと入ってもらう
④ 理由は告げずに一人で、または兄弟姉妹と入らせる。
⑤ 女の人には月に一度こういう日があるんだと事実を説明する。
あなたは、どれですか?
筆者は
A. 女の人には月に一度こういう日があるんだと事実を説明する。そして一緒に入る。
でした。
うちの娘はトイレにもお風呂にもついてくる子で、しかも一人っ子。夜の時間帯にはパパはだいたい不在でママがお風呂担当だったので、3歳を過ぎた頃から生理の話を絵本のように説明してきました。子どもの心にストンと入ったようで、以来何も聞いてきません。
その説明は、こんな感じでした。
我が家で実践した生理の話
私「今日は、ママ、血が出ているの」
子「うん。でも、どうして?」
私「ママのお腹の中に、◯◯(子どもの名前)はいたでしょ?」
子「うん」
私「お腹には、生まれる前の赤ちゃんが眠るお部屋があってね、◯◯がいた時にはふかふかのベッドがあったの。◯◯が生まれたあとは誰もいないんだけど、月に一回、天国から赤ちゃんがやってくるかもしれない日があってね、その日のためにママのお腹は毎月、お部屋を用意して待っているの」
子「ふうん」
私「でも赤ちゃんは、毎月来ないよね?」
子「うん」
私「だから、そのお布団を一度捨てて、また新しくふかふかのベッドを用意するのよ」
子「ふうん!」
私「お布団を捨てるときにちょっとドアがあいて、血が出てしまうの。ばい菌が入るといけないから、プールや温泉には入れないのよ」
この説明で、娘はなぜ生理の時に温泉に行けないのか、なぜプールに入れないのか、納得してくれました。
(温泉やプールについてはタンポンで対応しているママもいるかもしれませんが)
いずれやってくる性教育の前段階として
そして時は経ち、最近はママ友から「4年生で生理が始まった」という話がちらほら。
この先、性教育や避妊の話が出てきます。今はまだ「赤ちゃんは天国からママを選んでくる」「コウノトリが運んでくる(古い?)」といった抽象的な表現をしている私たちも、現実的に説明しなければならないときがやってきます。そしてそのタイミングは、私たちが思っている以上に低年齢化しています。
だから高学年になったら「ふかふかのベッドを用意しているお部屋に、簡単に、あるいは避妊もせずに誰かを入れてはいけないのよ」と言おうと思っています。
女の子でも男の子でも、優しい気持ちで理解してもらえるかな? と思います。どう説明しようか困っているママさんがいたら、試してみてくださいね。
文・yuki イラスト・水戸さゆこ