6割強のママが「習いごとをしていない」と回答。ママたちの習いごと事情<ママのリアル調査>
ママ同士の会話のなかで「子どもの習いごと」について話題になることはありませんか? では「ママの習いごと」についてはどうでしょう。そもそもママの習いごとは考えたこともない! という人も少なくないかもしれませんね。今回ママスタセレクトでは「ママの習いごとにかける費用は月にいくらですか?」というアンケートを実施。選択肢に「1円以上1万円未満」「1万円以上3万円未満」「3万円以上」「習いごとはしていない」の4つを設定したところ、1,300人を超えるママたちから回答が寄せられました。
2割のママが「習いごとをしている」と回答。かける費用は?
245人、2割弱のママたちは習いごとをしつつも、月1万円以内におさめているようです。
『月に数回ホットヨガで息抜きしてます』
『リフレッシュのためヨガに通ってる』
「趣味でバレーボールをしている」「ジムに通っている」という人もいました。スキルを身につけるなどの目的よりも、どちらかというとリフレッシュの色合いが強いようです。
「1万円以上3万円未満」と答えた人は1割弱
習いごとをしていると回答したなかで、その費用が「1万円以上3万円未満」と答えたママは127人、1割弱いました。
『ゴルフレッスン』
『「フォークソングを唄おう」という講座に月に1回通ってる』
専門の先生からしっかりと「習っている」様子のママたち。習うものによっては、かける金額が増えますね。
「3万円以上」と回答した人も1割弱
自身の習いごとに月3万円以上をかけているママは89人、1割弱という結果になりました。1割に満たないとはいえ、自分に投資できる時間やお金があるママもそれなりにいる、ということがわかります。
『パーソナルジム、英会話、料理教室』
月に3万円を超えるママはいくつもの習いごとをかけ持ちしている、ということもありそうです。
6割強のママが「習いごとはしていない」と回答
さまざまな習いごとをしているママがいる一方で「習いごとはしていない」と答えたママも多くいました。923人、6割強のママたちです。「していない」と回答した理由はどこにあるのでしょうか。
小さい子どもの預け先がない
『気分転換に習いごとをしたいけど、託児所を併設してくれないと無理』
託児をしてくれる環境を確保できなければ習いごとに通うのも難しいですよね。
ママの習いごとをする時間がない
『自由に使える時間はどう考えてもない』
「仕事をしているのでそれどころではない。毎日勤務終了とともに戦場だから」「子どもの習いごとの送り迎えだけで精一杯」という声もありました。仕事に家事に子どものお世話……と日々明け暮れるママたちにとって、自分のための時間をつくるのはむずかしいのかもしれませんね。
金銭的な余裕がない
『子どもの習いごとの費用だけで家計が圧迫されてます』
「自分の習いごとにお金をかける余裕はない」というママも。こちらも正直な声といえるでしょう。
「習いごとをしていない」を選択したママたちは、コメントに「習いたいことはあるけれど……」「余裕があればやりたいけれど……」という枕詞がつきました。そこからも、習いごとを「したくない」「興味がない」のではなく、さまざまな事情から「やりたいけれどできない」と考えているママが多い実態が浮かびあがってきます。
子どもの習いごとには1万円以上をかけている
ママスタセレクトでは先日「子どもの習いごとにかける費用について」のアンケートを実施しました。その結果によると、ひと月に1万円から3万円をかけている家庭は全体の4割弱、3万円以上をかけている家庭は1割強あり、全体の5割を超える家庭はわが子に「1万円以上の習いごと」をさせていることがわかりました。
しかしママたちの胸の内は複雑で「子どもが複数人いるのでなるべく費用をおさえたい」「1人当たりの習いごとの費用を決めている」という声も寄せられ、家計をやりくりしつつ、子どもの意欲を応援したいという親心がみてとれました。
子どももママも習いごとができる環境を目指して
今回の「ママの習いごと」に関するアンケート、そして先日の「子どもの習いごと」に関するアンケートからは、ママたちが「子どもや家庭を優先し、自分のことは二の次になる傾向が強い」ということがみえてきます。
政府は2023年4月に発足した「こども家庭庁」において「こども未来戦略方針」を発表しました。そこには子育て家庭への経済的な支援も含まれています。政策が実現すれば家計に余裕ができ、ママ自身が自由に使えるお金の幅も広がるでしょうか。今後も政策がどう進められていくのか、期待しつつ注視していきたいものです。
総回答数:1,384票
調査方法:インターネット
調査月:2023年9月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部 イラスト・Ponko