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<20万が無駄に……!?>ツライ……でも親に心配かけたくない【第6話まんが:娘の気持ち】

前回からの続き。最近の話です。私は中学3年生のナオです。中学で吹奏楽部に入り、初心者だったけれど頑張って練習してきました。春休みには、両親にお願いして20万もする新品のクラリネットも買ってもらいました。でも、もう吹奏楽部を辞めたいのです。
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吹奏楽部は運動部ではないものの、実際にやっている活動は運動部のようなところも多いです。体力作り、筋トレ、そして演奏の練習。大変でしたが頑張ってついていくと、先輩から褒められたり、演奏会で吹かせてもらえるメンバーに選ばれるようになったりと、だんだんと上達していきました。

けれど……そんな私を、よく思っていない人たちもいたのです。
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「いい子ちゃんぶって」「内申目当てでしょ?」「暑苦しいよね」……。上級生が引退して私たちの代になってから、そんな陰口を叩かれることが増えました。

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ただ、陰口を言われてばかりではありませんでした。「もっと練習したら?」負けずに直接言い返すこともありました。陰口を叩いている子たちはあまり練習しておらず、演奏会でメンバーに選ばれることも少なかったのです。だからこそ、私をうっとうしく感じていたのかもしれません。ですがそうやって言い返していると、部の空気は悪くなってしまいます。

そんなある日……。
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陰口を叩いていた子たちと微妙な空気になっていると、顧問の先生が気にして尋ねてきました。事情を聞かれた子は「いきなりナオがキレだした」と告げ口をします。先生はそれをどれくらい信じたのでしょうか、私の方に注意してきました。「もう少し部内の空気も考えよう」。……陰口を叩いてきた子のほうには、何もおとがめなしです。

私の心に、がっかりした気持ちが広がりました。
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親にすべて言えれば良かったのかもしれません。でも、言えなかった……。ただ全力で頑張ればきっといいことがある。そう思っていました。春休みに楽器を買ってもらったのも、人間関係でもめることがあっても、実力をつければ道は開けると信じていたからです。ですが、どんなに頑張ってもダメなこともあるようです。新しい楽器を手にした私がそのことに気がつくのに、時間はかかりませんでした。

【第7話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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