<反抗期!母のココロ壊れる……>制限とガマンの日々にイラ立つ……!【第8話まんが:息子の気持ち】
前回からの続き。数年前の話。俺は高校生のショウゴ。感染症が流行しはじめてきた頃、両親は在宅勤務になり俺は学校にも行けずオンライン授業。家族3人がずっと家のなかで過ごしていたが、母親はことあるごとに干渉してきて息が詰まるような生活だった。
(あー……毎日退屈だな……。学校行きたいな……)感染症の影響のせいで、オンライン授業ばかり。友達にも会えなくて毎日つまらない。はっきり言って、何の楽しみもない。
俺が学校に行けなかったりしているのと同様に、父も母も会社に行くことができず、家で仕事をしている。
中学生になったあたりから、自分の感情が抑えきれない。とにかく親に干渉されたくない。とくに母親! 家族全員が家の中にずっといる今、状況は最悪だ。母は顔を合わせれば「勉強ちゃんと進んでるの!? またゲームばっかりやってるんじゃないでしょうね!? あ! 部屋の片づけくらい自分でやってよね!」と口うるさく言ってくる。だから、できるだけ俺は自分の部屋で過ごすことにしている。
母は食事の時間になるとイライラしているのが伝わってくる。在宅勤務やオンライン授業で、毎日3食作らなきゃいけなくなったから面倒くさいんだろう。それなら、俺は勝手に近所のコンビニで買ってひとりで食べたほうがいい。このまま家にいてもまた母と喧嘩になるんだろうな。そうだ、バスケでもして気分転換しよう。玄関で靴を履いていると、「え、出かけるの? あんまり外に出ないでちょうだい! みんな我慢しているんだから……」母が慌てて走ってきた。
みんな我慢しているのは俺だってわかってる。でも……大好きな部活もできない……友達にも会えない……体育祭や修学旅行もなくなった。外出も思うようにできないのに、勉強はしなければならない。あーだこーだ言うだけで、この俺の気持ちを理解しようとしてくれないじゃないか! でも、バスケットボールをしている時間だけは気持ちが晴れるような気がしている。
この頃は外出の自由もなく行動を制限され続け、きっと誰もがストレスを抱えていたはず。ただでさえイライラするのに、母親は俺のことをいつまでも子ども扱い。頼むから放っておいてほしい……! 俺は大声で叫び出したいような気分だった。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・煮たまご 作画・りますけ 編集・井伊テレ子