<反抗期!母のココロ壊れる……>出て行った母親!追い詰めたのはオレ【第9話まんが:息子の気持ち】
前回からの続き。数年前の話。俺は高校生のショウゴ。感染症が流行しはじめてきた頃、両親は在宅勤務になり俺は学校にも行けずオンライン授業。母はことあるごとに干渉してきて息が詰まるような生活だった。俺の母への口調もどんどん悪くなっていった。ある日、母親がウザかったから、いつものように適当にあしらったら、母親が泣いてしまった。
正直母の涙に驚いたけれど、これも母が考えた作戦かもしれない……! どれだけ泣かれたって俺は表情ひとつ変えなかった。
母がいなくなってからの生活は、大きく変わった。朝食は買ってあるパンを自分で勝手に食べ、昼はコンビニ弁当や夕飯の残りものばかりだ。
夜は父親が作ってくれた。洗い物は俺が担当。父があまり俺に干渉してこなかったのがよかったのか、イライラすることも少なく、自然に家事を手伝う気持ちになれた。(母ちゃんのハンバーグ、食いてぇなぁ……)ふと、母のことを思い、寂しくもなった。
驚いた。たまたま早く学校が終わり帰宅すると、母親が自宅にいたのだ。大きなカバンを持っている様子を見ると、必要なものを取りに帰ってきたのかもしれない。ひさしぶりに母の姿を見て、嬉しいはずなのに……「なんだ……勝手に出て行ったババアか。何ノコノコ俺のいない間に帰ってきているんだよ」思ってもいない言葉が勝手に俺の口から出てくる。違う! こんなこと思っていない!
その後、目も合わせないまま母はまた出て行ってしまった。俺はなんてことをしてしまったのだろう。
メッセージには母親からの謝罪が綴られていた。「言っていいこと、悪いことの区別がつかない人間に育ててしまいごめんなさい。私の責任です」と。そして俺のことを身体が拒絶してしまい、一緒に暮らすことができないのだと……。そこまで母親を追いつめていたと初めて事実を知り、俺はショックでたまらなかった。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・煮たまご 作画・りますけ 編集・井伊テレ子