<反抗期!母のココロ壊れる……>反抗期に限界「しばらく1人になりたい」家を出る私【第4話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私はユミコ。感染症が流行するなか家族の健康を守るために必死な私に対して、高校生の息子(ショウゴ)は暴言ばかりぶつけてきます。夫(アキオ)は「思春期だから、いまは放っておいたらいい。ユミコはショウゴにかまいすぎ」と他人事だし、もう限界……。私はリビングに「しばらく1人にしてください」と書き置きを残して家を出ました。
勢いで自宅を飛び出したものの、ショウゴの反抗的な態度や、アキオの「年ごろの男子なんてそんなもん」という言葉が脳裏に浮かんでは消えます。……考えすぎたせいでしょうか。吐き気に襲われた私は商業施設のトイレに駆け込みました。
(私……こんなに老けていたの……?)毎日鏡は見ているのですが、これほど自分の顔が老け込んでいるなんて。ショックで固まります。日々、ショウゴの反抗には耐えているというか受け流しているというか……自分なりにうまく処理をしてきたつもりでした。しかし今日、私の体と心が限界を迎えてしまったのかもしれません。そして自宅を出た途端、これまで抑えてきた感情が一気に押し寄せてきたのです。
吐き気が落ち着きトイレから出た後、今日宿泊できるビジネスホテルがないかスマホで検索してみることに。幸い部屋が空いているホテルがみつかり、今夜はそのビジネスホテルに1泊することにします。
なにもする気が起きません。不思議なくらいおなかも全然すいていない。あ……夕飯そのままにしちゃったな、なんてことをぼにゃり考えながら、ホテルの受付を進めます。すると、フロントの女性が私に声をかけてきました。
「在宅ワークプランかぁ……。宿泊しなくても日中このホテルで仕事をすることもできるんだ」こういったものをもっと早くから利用して距離感を大切にできていたら、私たち家族がこんなことにはならなかったのかもしれません。女性スタッフからもらったパンフレットを眺めながらベッドに横たわるといつの間にか眠ってしまったようで、気が付くと明け方でした。私には家族と離れて休息をとる時間が必要だったのかもしれません。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・煮たまご 作画・りますけ 編集・井伊テレ子