<今しんどい親子へ>児童館もあるよ。子どもたちにそっと寄り添う場所を活用してみては?
乳幼児をもつママたちが集まる場所として利用される児童館。午前中には小さいお子さんとママたちが、そして午後になるともう少し大きい未就学児のお子さんとママたちが集まります。夕方になると下校後の小学生や中学生、ときには高校生が顔をだすことも。それぞれに友達と遊んだり、勉強をしたり、本や漫画を読んだりと、思いのままに自由に過ごせる場所でもありますね。
児童館には専門の指導員が常時滞在し、子どもたちの活動を見守ってくれています。ときには遊び相手になってくれたり、活動の輪に入って指導をしてくれたりと、子どもやママたちの心強い味方です。
今、しんどさを抱えている子どもたちへ
そんな全国の児童館では、毎年8月から「じどうかんもあるよ」という取り組みをしています。生きづらさを抱える子どもたち、しんどさを抱えている子どもたちが気軽に児童館へと足を運び、必要な支援が受けられるようにと願う取り組みです。
誰でもOK!いつでもOK!どんなときでもOK!
「じどうかんもあるよ」は、心や体に不安を抱える子どもたちのための取り組みです。学校や習いごと先で友達にいじめられている。親から虐待を受けている。自分の居場所がないと感じている。自分の命・友達の命が危ないと感じている。誰にも自分の悩みを打ち明けられない……などなど、どんな心配も指導員が聞き、受け止めてくれます。必要に応じて関係機関に橋渡しをするなど、福祉的な課題にも対応してくれます。
児童館はママも子どもも救われる場所になる
休み明けは大人でも気持ちが落ち込んだり、やるべきことに億劫になったりするのではないでしょうか。それは経験値の少ない子どもであればなおのこと。夏休み明けに学校に行くのが不安、友達に会いたくないなどの気持ちを抱えることがあっても不思議ではありません。そんな不安を吐き出す場所として、児童館を活用してみてはいかがでしょうか。誰かに聞いてもらうだけで、気持ちが楽になることもあるはずです。
わが子が新学期を前に不安そうだ、と感じたママが「児童館に行ってみたら?」とそっと背中を押してあげるのもよいですね。児童館は苦しむ子どもだけでなく、それを見守るママたちを支える存在にもなってくれるはずです。
文・すずらん 編集・きなこ イラスト・春野さくら
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