<母の生活費、払えません!>離れて暮らす母が入院!母娘の関係よくないけど……心配【第1話まんが】
私はサヤカ。夫と幼稚園に通う娘と3人で暮らしています。知人の会社でパートをしているのですが、とても人間関係の良い会社で、いずれはこの会社で社員になれれば良いなぁ……と毎日頑張っています。そんな穏やかな私の日常が崩れたのは、ある1本の電話がきっかけでした。
私の60代の母が入院しているという病院からでした。
それでも私にとって母の存在は大きいものです。突然の病院からの電話は私をひどく動揺させたのです。
「お母さんが死んじゃうなんてことになったらどうしよう……!」
遠くで別々の暮らしをしながらも、健康で楽しく暮らしてくれていたらと漠然と思っていたのです。はやる気持ちを抑えられずに、私は病院へと走って向かいました。
「玄関の段差に足を取られてしまった」と母は嘆きます。
どうやら転倒した際の衝撃で足をケガしてしまったようで、しばらく入院することになるそうです。
「それでもよかったよ。命に別状がなくて」と私は胸をなでおろしながら、母に言いました。
命にかかわるケガでないようですが、ひとりで不自由な体で入院生活を送るのは不安になってしまうんじゃないかと感じました。いままでは気にかけてこなかった年をとった母に対する心配が押し寄せてきました。
しばらく入院と聞いてとても心配になりましたが、私の心配をよそにへこたれていない様子でよかったです。母は強いんだなと感じました。
それに入院というきっかけではあったけれど、母の顔を見られて安心もしました。久しぶりに会う母は少し年をとっていましたが、あまり変わっていませんでした。お見舞いに買ってきたプリンを母は「おいしい」とにこにこしながら食べてくれて他愛もない話をしました。久しぶりの親子の時間――大人になって仲は良くないけれど、少しなつかしく穏やかな気持ちになっていました。
今はただただ、母が早く回復してくれることだけを願っています。そう心から願いながら、連帯保証人の書類にサインをしたのでした。今日母と会って「できるかぎりのことを母にはしてあげたい。少しは親孝行をしたい」という気持ちがあふれていました。関係性が良くないと言っても、私にとってたったひとりの母親なのですから。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ちーめい 作画・よし田 編集・Natsu