4割強のママが「お出かけ先の決定権はママ」と回答。家族のお出かけ先の選び方<ママのリアル調査>
いよいよはじまる夏休み。2023年夏、家族でお出かけをしようと考えているお宅もあるでしょう。そんな家族のお出かけ先は誰が決めていますか? 行きたいところはいくつもある! と思っていても、それを実現させるためには、時間もお金も(体力も?)必要かもしれません。そこで今回ママスタセレクトでは「家族でのお出かけ先を“最終的に”決めるのは誰?」というアンケートを実施しました。回答には「子どもの意見で決める」「ママが決める」「パパが決める」「どれでもない」の4つを設定。2,000人を超えるママたちから回答が集まりました。
最終決定権はママにあり。その理由とは?
「ママが決める」と答えた人は897人、全体の43.2%と半数に迫る勢いです。
『子どもの好きなことがわかっているのは自分だから』
『普段の子どもたちの会話から体験させたいことを私が選別して決める』
日常のわが子の様子から、好きなことや行きたいところは把握している! と自負するママたち。たしかに子どものことを理解しているのはママかもしれませんね。
『場所、所要時間、自分の体力、家事が無事終わるかどうか総合的に判断して私が決める』
『当然一番大変な人が決めます。アレルギーっ子と偏食っ子、食事も難問だから』
「最終決定は私。準備するのも私なので出先や近隣の施設とか調べてから」との声も。家族でのお出かけとなると、夫婦だけとは違い、準備も道中も気苦労が絶えないのではないでしょうか。そんな苦労を一手に引き受けるであろうママたち。それらすべてを予想したうえで、慎重にお出かけ先を選んでいるようです。
子どもの意見を優先する家庭は26.8%
「子どもの意見で決める」と答えたママもいます。全体の26.8%の家庭です。
『いくつかの選択肢を子どもに伝えて決めてもらう』
子どもの行きたいところを尊重したい、と考えるママもいますが、理由はそれだけではないようで……?
『大人の行きたいところだと子どもがつまらないことがある。そうなると最悪な空気になる……』
『行ける候補をいくつかだして、子どもが興味を持ったところにしている(後々の文句防止です)』
お出かけ中、または帰宅後に親子喧嘩に発展しないために先手を打っているというわけですね。
それぞれの意見をだしての話し合い!
「どれでもない」と答えたママは322人、全体の15.5%にあたります。
『家族で意見をだして調べて、旦那と話して決める』
『家族全員で決める』
子どもが行きたいところと親の行きたいところが一致しないお宅もあるでしょう。そんなときには、お互いに歩み寄るべく”話し合い”をしているようです。お出かけ先を家族でワイワイ考えるのも楽しみのひとつではないでしょうか。すでにドキドキやワクワクは話し合いの時点から始まっているといえそうですね。
パパの意見が通る家庭は少数派?
「パパが決める」と答えたお宅は15.5%ありました。今回の選択肢のなかではもっとも少数派です。
『子どもの希望を聞いて夫婦で相談して、旦那が決定! お金をだすのも車の運転も旦那なので』
『最終決定はパパ。お金をだしてくれるのはパパなので』
最終決定をパパがしている主な理由は、パパが「車を運転する」ことと「費用をだす」ことの2つにあるようです。
『パパの仕事の都合によるので、子どもたちに希望を聞いたうえで、仕事に影響がないように決めます』
家族全員の休みが一致しないお宅もあるでしょう。筆者の家でも、私たち夫婦の都合と子どもの予定を洗いだし、カレンダーとにらめっこしながら旅行等の日程を組みました。まるでパズルのピースをはめるかのようです……。
なかにはこんな不満の声も漏らすママも。
『パパの気分で出かけるか、パパだけ出かけるかって感じ』
『旦那の思いつきに振り回されている』
パパの気分に家族中が振り回されているようで、少々お気の毒です……。
決定権は親にあっても、きっかけは子どもの気持ち
「ママが決める」「パパが決める」と答えた家庭はあわせると58.7%にのぼりました。約6割の家庭は「決定権は親にある」ということですね。けれど前提として「子どもが行きたがっていたところから」「子どもの興味のありそうなところから」と、子どもの気持ちを大事にしながらお出かけ先を調整している家庭がほとんどでした。「きっかけは子どもにある」といっても過言ではないでしょう。お出かけ先の決め方はさまざまありながらも、根底には子どもを思う親の気持ちがあることが垣間見られる結果となりました。
総回答数:2,078票
調査方法:インターネット
調査月:2023年7月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部 イラスト・善哉あん