登園時に毎朝号泣の年少児。「こういうものですか?」頑張る親子にママたちからのエールが続々と
この春、生まれて初めてママやパパから離れて、幼稚園や保育園に通い出したお子さんもいるでしょう。たった一人で立ち向かわなくてはならない新しい環境に、不安を覚えるのは当然のこと。それでもニコニコと登園できるお子さんもいれば、数週間、数カ月が経っても泣き続けるお子さんもいるようです。ママスタコミュニティにこんな投稿が寄せられました。
『幼稚園に行き始めた子どもがいます。最初は私と離れるときに大号泣だったのですが数日で落ち着き、その後1週間は元気に登園していました。しかし体調を崩してお休みをしてから、また朝大泣きするようになって……。年少児ってこういうものですか?』
登園のたびに泣き続けるわが子に、投稿者さんは「子どもが一番頑張っているとは思いますが、子どもが大泣きする姿を考えるだけで、私まで胃がキリキリします」と言います。ママの辛い気持ちがヒシヒシと伝わってくるようです。
ツライ気持ち、痛いほどわかります!
大泣きするわが子を前に途方に暮れる投稿者さん。ママたちに「年少児ってこういうものですか?」と問いかけました。するとママたちは口を揃えてこう答えます。「そういうものです」と。つまり程度の差こそあれ、泣くのは決して珍しくない、ということなのですね。
同じような経験をもつママたちが“わが子の場合”を教えてくれました。
『うちは年中になっても泣いてた。年長でやっと泣かなくなった。3歳児から預けてたから3年間、毎朝が地獄のようだった』
『個人差もあるよ。わが家は2人いるけど、一人は全く平気で何ともなかったけれど、もう一人は10月末まで泣き叫んでた』
コメントには「わが家も泣いていました」という経験談が溢れます。
『年中さんでも毎朝、教室前で泣いてる子が何人かいるよ。新しい教室に慣れなかったり、年少のときに仲良かった子とクラスが離れたりと理由はいろいろだよね』
なかには入園したてだけでなく、進級後にも環境が変わったことに戸惑って泣く子もいるようです。
園での過ごし方を具体的に伝えてみては?
「環境が変わって泣くのは当たり前」とわかっていても、この状況はツライ! と感じるママも少なくないはずです。その時期を乗り切った先輩ママたちから、さまざまなアドバイスが寄せられました。
『時計を使って「短い針がここになったら帰れるよ」と伝えてたよ。そのうちに泣かなくなった』
『「給食食べて、遊び時間が終わったら迎えに来るからね」って話した。必ず同じ時間に迎えに来るってわかると安心したみたい』
「いつ、どこで、何をするのかがわからなくて不安」というお子さんもいます。園での過ごし方を具体的に説明をしてあげることで、本人にも先の見通しが立ち、安心できるのではないでしょうか。
『「幼稚園が終わったら一番に迎えに行くからね」って言ったら安心した』
「○ちゃんが帰ってくるのをお家で待ってるからね! どこにも行かないから大丈夫だよ」と話したというママもいます。ママと離れても必ずママは迎えに来てくれる。もしくは園バスで帰れば、ママがお家で待ってくれている。離れている間もママがいなくなるわけではない、とわかれば不安も軽減しそうです。
別れるときはサッと笑顔で!
送り出すときの秘訣を教えてくれるママもいました。
『なるべくサッと別れるといいよ。親がうじうじしないこと。いつも笑顔で元気に「いってらっしゃい」って手を振って送り出す』
『「楽しんでおいで!」って笑顔でサッと見送った方がいいよ』
泣いているわが子を前に、ママだって苦しくなるのは当然です。けれど、ここはぐっと我慢。涙を見せず笑顔で「楽しんでおいで!」と送り出すのが一番のようです。
『幼稚園で働いています。たいていのお子さんはお母さんの姿が見えなくなると泣き止みます。お母さんが離れがたくいつまでも残っているお子さんより、お母さんがさっと帰ってしまうお子さんの方が泣いていないような気もします』
現場の先生からのリアルな声ですね。園舎に入れば先生や友達がいます。楽しそうなおもちゃを発見するかもしれません。目先が変われば気分も変わって、泣いていたこともすっかり忘れる……ということもありそうです。
いつかはきっと笑い話に。今は成長のときと信じて
『卒園の日には、親も子も泣いて離れた入園当初の日々を思い出してしみじみするもんだよ。頑張って!』
『ママも一緒に大号泣したいところでしょうが、ビデオで録画しておけば良かった! と笑い話になる日が来ますよ』
今は辛くても、卒園の日には笑い飛ばせるよ! というエールは、ママたち共通のお言葉です。そしてこんなコメントも……。
『懐かしいなぁ。一度「ママ、コーヒーも飲みきれないうちに迎えに来るからね」って言ったら、それから毎朝、泣きながら「コーヒー飲みきれない?」って聞いてくるようになった。年中の頃まで毎日だったよ……』
読んでいるだけで切なくなるような話ですが、この息子さんも今では中学3年生。その話をすると「覚えてるよ。うぜーな」と切り返すそう。健全に(?)たくましく、成長していますね。
毎日泣くわが子を前に、心がぎゅっと締め付けられるような思いをしているママたちが、きっと全国にたくさんいるでしょう。一緒に泣きたくなるような日も、いつまで続くんだろうと途方に暮れる日も、ときには毎日のルーティンにイライラしてしまう日もあるかもしれません。
でも大丈夫。子どもたちは確実に成長していきます。そしてママたちも、悩んだり迷ったりしながら、お子さんと一緒にたくましく成長しているものです! いつか笑って「あんな日もあった」と言える日がきます。そしてお子さんに「うぜーよ」と言われる日もきっと……。今は”親子ともに成長のとき”と信じて、どうぞめげずに頑張って!!
文・すずらん 編集・千永美 イラスト・ももいろななえ
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