<夫に好きな人ができました>「オレと離婚してください」家に居場所がない、夫の叫び【第5話まんが】
前回からの続き。
私(カナコ)は2児(カケルとミナト)の母です。ある日、夫(ススム)から両想いの相手がいると聞かされました。その子は「百井(ももい)」という名前で、会社の部下なのだそう。その子と付き合いたいから離婚してほしいとまで。夫婦の仲がうまくいっていると思っていたのは、どうやら私だけだったようです。
ススムと離婚だなんて……絶対に嫌! 勝手に決めないでよ。私は込み上げてくる気持ちをぶつけました。
「私のなにがダメだったの!?」と、聞くとススムは抱え込んでいた思いを吐き出します。
「疲れ果てて家に帰ってきても、カナコはいつも忙しそうだったじゃないか。俺がどんなに疲れていても、俺がどんなに落ち込んでいても、見向きもせずに子どもたちのことばかり考えてた」ススムが仕事のことで悩んでいた頃、私はパートをはじめたということもあり、向き合う時間をつくれずにいました。上司の話を打ち明けてくれたときも真剣に聞いてあげられなかったのはたしかです。でもまさかここまで思い詰めていたなんて――。
私が仕事や子育てでススムとの時間をとれなかったあいだ、部下である百井さんがススムを支えていたのでしょう。「部長はいろいろ言ってくるけれど、課長は間違っていません! こんな新人じゃ頼りないかもしれませんが……、なにかあれば話聞くくらいならできますから言ってくださいね!」味方になってくれた百井さん。落ち込んでいたススムにとって彼女の存在はどんどん大きくなっていったと話します。
「居場所がなかった……」ススムはそう言いました。確かに私は子どものことばかりで、ススムのことをあまり見ていなかったのかもしれません。私の気づかない間に、ススムにとってこの家は居心地のいい場所じゃなくなっていたのでした。
悪いところは直すから。今度はちゃんとススムの話も聞くし、もっといい奥さんになれるように努力するから……、だから離婚だなんて言わないで。ススムはどうしたら私のところへ戻ってきてくれるの……そればかりを考えてしまい、心に余裕を持てませんでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・Natsu