出産の数だけドラマあり!わが子を産んだときの「涙」のワケ
テレビなどで「産まれてきてくれて、ありがとう」と出産時に涙するシーンをよく見かけます。ですが、果たして現実はどうなのでしょうか? 我が子を産んだときに泣いた人、泣かなかった人、それぞれのドラマを見てみましょう。
「感動」よりも「達成感」? 泣けなかった理由とは
ママたちから寄せられたコメントでは泣いた人、泣かなかった人で真っ二つに分かれました。泣かなかった人だって、けっして醒めているわけではありません。気持ちは高まったのに、泣かなかった理由とは?
『「やっと産まれた! かわいい!」とホロッときたけど、難産でスタッフがてんやわんやの大騒ぎをしていたので恥ずかしくなり、泣けなかった(笑)。あとでダンナとそんな話をしていたら、ダンナもやっぱり涙がスッと引っ込んだと言っていた』
『ちっとも泣かなかった……。「やっと産んだー!」っていう達成感はあったけど。ただ、直後に抱っこしたときは自然と「よく頑張ったね〜」って声をかけてた。温かくて、小さくて壊れそうな、産まれたてのあの我が子の感触は忘れないな』
『涙腺が弱いから絶対に泣くと思っていたけど「やっと終わったー」って思いが先で、涙は出なかった。初乳もしんどかったし、正直「今はそっとしておいて」という感じだった。初めて泣いたのは2日目に、ひとりで初授乳したとき。初めてだから何もわからないまま先吸いしちゃってて、めちゃくちゃ痛くて「これに耐えなきゃいけないのか……」と泣いた。落ち着いたら普通に飲ませられるようになったけどね』
『帝王切開で麻酔をされたので、ボーッとして何が何だかよくわからないまま…。赤ちゃんを見たら涙が出てきたけど、仰向けで寝ていたから「泣くと鼻が詰まって息ができなくなるから、泣かないで」と看護師に言われた』
『ダンナは泣いていた。私は赤ちゃんがダンナに似すぎていたので笑ってた』
感動?それとも痛み? 出産時の涙の真実
「感動で泣いた」という人ももちろんいましたが、じつは少数派なのかも。感動はしばらくたってからジワジワ押し寄せることが多いようです。そして圧倒的に多かったのが、陣痛の痛みに泣いた人でした!
『初産のときは泣いた。感動もあるけれど、やっと終わった!という解放感と、スタッフへの感謝から。ビデオを見たら「みなさん、ありがとう! 時代が時代なら、私は死んでいました!」と、号泣しながら話している私が映っていた……』
『産まれる前に、陣痛が痛すぎて泣いた。助産師さんに「泣くのはまだ早い」とカツを入れられた』
『帝王切開だったんだけど産まれたのが陣痛開始から2日目で、洗髪していないから頭ギトギト&むくみで顔もパンパン。すごい姿のまま泣いて我が子を抱いている写真があるんだけど、見たとき目を背けたくなった。将来我が子の結婚式とかで「産まれたときの写真です」なんてさらされたら、別な意味で泣ける』
『感動よりも「戦い終わった!」って感じで号泣。痛かった』
『初産時は興奮していて全然泣かなかった。「やっと産まれたぞ!」の喜びのほうが大きかった。ふたりめはなかなか授からなかったから、まわりの心ない言葉に傷ついたことやひとりでこっそり泣いていたこと、妊娠してうれしかったことが走馬灯のように思い出されて、泣いてしまったよ〜』
出産は大げさでなく、女性が自分の命を賭けて行った大仕事。成しとげた瞬間、さまざまな感情が溢れ出すのは当然のことですよね。号泣した人も涙は出なかった人も、喜びはひとしおでしょう。これからも、ときに我が子の誕生を思い出し大切に育てていきたいですね。
文・編集部 イラスト・加藤みちか
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