口うるさい親!その言葉に込められた「本当の気持ち」とは?
親の言うことはギャーギャーとうるさく感じた子どもの頃。特に思春期に受けた言葉は、素直に受け取れなかった人は多かったのではないでしょうか。ただ生意気に反抗していたあの頃とは違い、大人になった今では、その言葉の意味がよーくわかります。自分が親になって振り返ってみると、どう感じますか?
ちゃんと理解したのは、大人になってからでした
「バランスを考えて食事しなさい」「門限は5時」「外泊禁止」「自由をはき違えるな!」……キツイ口調で言われてもさっぱり実感できなかった親の言葉。実はすごく大事なものばかりだったこと、その分自分が愛されていたことに気づくのは、もう少し後になってからなんですよね。親はあなたのことが心配なんだよ、と昔の自分に言いたくなります。
『「一人ででっかくなった気でいるのか!!」
……親になって子どもの世話の大変さや育てるのにかかるお金の金額を知り、16、17の小娘が反抗して大人ぶってて本当あのときは生意気でごめんと思った』
『親に反抗していた頃、母親が「小さい頃○○をベビーカーに乗せてお散歩している時に○○の柔らかい髪の毛が風でふわふわとなびいているのを見ているだけでも幸せだと思えるくらい可愛がってたのにね……」と悲しそうに言われました。
親になってみて、子どもの何気ない仕草とか些細な事でも癒されて愛おしいなぁと思ったときに母親の言っていた事を深く理解できました。
可愛がってた子にいろいろ言われたらショックですよね。
悪い事しちゃったな……』
『注意してもらったり、怒られることは幸せなんだよ。
大人になったら何でも1人でしないといけないし、誰もあなたのためをおもっては、注意してくれないよ。みたいな。
確かにそうだなぁと』
『20歳前後のときに、変質者チックな人から声をかけられることが多くて、笑いながら母に報告したら、
笑い事じゃないし、話しかけられても無視しなさい!
ばかかっ!!
と怒られて、当時は大袈裟だなとか思ってた。
けど、今となっては本当ごもっともだし、なんて無防備でばかだったんだと(汗)
しばらくして気付いて、ボーッとして歩かなくなったら、そういうこともなくなった。そして、今は娘もいるから心配して言ってくれてたんだなって分かる』
『バイトやら遊びやらで遅くまでかえらないでいたのに毎日帰るまで起きてて「待ってないで早く寝たらいいのに」っていったら「寝たくても心配で寝れんのよ!」
って言われて何がそんなに心配なわけ?? って思ってたけど、私も女の子の親になってその理由がわかった。
年頃の子を持つって大変なんだろうな……』
お金、勉強、人間関係 それぞれに関する助言
お金や勉強、人間関係については、それぞれのご家庭でさまざまな価値観に裏打ちされたアドバイスがあることでしょう。親や周りの大人たちはそれだけ、苦労してきたということです。頭が下がります……。
『金の切れめは縁の切れめ! きょうだいであれ、信用してる友人であれ、多額の金の貸し借りはするな! と言われてました。友人に余裕あるときにお金を貸して、余裕できたら返してと言ったら、言ったっきり、音信不通………かなり仲良しだったのに。高い勉強代になりました』
『お金がないとしなくていい喧嘩をする
直接言われたわけではないけど、私の結婚前に母にポツリと言ったらしい』
『勉強しなさい。
今になって、心底勉強の大切さを実感してます』
『高校時代、すごく辞めたくて何度も親に訴えた。
「高校3年、我慢できないなら社会に出ても箸にも棒にもかからない」って言われた。
今思えば、高校時代の悩みなんて可愛いもんだったなぁ、と。
ちなみに母の説得にきちんと卒業しました』
『気配りのできる人になりなさい……自分が大人になり、母になり、私もだけど、気配りのできる人になかなか出会えない』
きっと当時の大人たちには、子どもたちに思いが伝わらずもどかしい気持ちがあったことでしょう。今は自分たちが子どもに伝える番となりました。どうやったら思いを伝えられるのか、ちゃんと伝わるのか、考えることは山積みです。
文・編集部 イラスト・くずり
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