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<10年間、夫にご飯を作ってナイ>「話があるの」妻の言葉に震えた夜……!【第8話まんが:夫目線】

前回からの続き。俺はタロウ。妻のチエと息子のダイキと3人で暮らしています。仕事をして、2人が待つ家に帰る日々。仕事帰りには夕食を済ませて帰るのが俺の日課になっています。今日は馴染みの食堂に来ました。
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家庭を持っているのなら、普通は家で食事をとるはず。そんな「普通」のことができなくなったのは、結婚してすぐに俺が浮気をしたのが原因でした。
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俺が浮気をしているのを知らない間、チエは毎日食事を作って俺の帰りを待っていました。チエの気持ちを思うと、「もうあなたに食事が作れない」とまで言わせてしまった自分の愚かさを痛感します。
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チエにひどいことをした俺は、なんとか家族3人で幸せに暮らせないかと思い、頑張ってきたつもりです。浮気の発覚から10年。俺が家で食事をしないこと以外は、ごく普通の家族のように感じています。
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チエに「ちょっと話いいかな」と言われ、俺は怖くなりました。まさか離婚を切り出されるのでしょうか……。
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話があると言われ、正直「ついに来たか」と思いました。平和に過ぎ去っていく毎日だったけど、やっぱりチエは俺のことを許せてなかったんだ、と感じたのです。でも食事のことだとわかって、俺はひどく安堵しました。そして……。

俺はあらためてチエに謝りました。浮気をした当時の自分を叱り飛ばしたい気分です。チエとダイキと過ごす家庭は、俺にとってなくてはならないものなのです。
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離婚はしたくない。それが俺の素直な気持ちでした。食事のことをチエが気に病む必要はないのです。俺は、チエが安心して家族として過ごせるまで、誠実な気持ちで家族に向き合いたいと思っています。
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俺には「謝ること」しかできません。チエの要望を聞き入れ、チエに寄り添い続けることで「家族」として受け入れてもらえるのであれば、そうする以外の選択肢はないのです。つくづく10年前の自分の行動に嫌気が差しますが、すべて自分の蒔いた種なのだから受け入れていこうと思っていました。俺にとって家族は何より大切。その気持ちだけは、チエにもわかってほしかったのです。

【第9話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・Natsu

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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