<話が違う!>【前編】二人目を産みたくないママに怒る旦那。一人目で何度も入院、再就職で苦労して
結婚前には「結婚したらこんな生活をしよう」「子どもとこうやって過ごそうね」など、のちの旦那さんといろいろと語り合ったというママは多いはず。将来の幸せな家庭生活に夢を馳せつつ、お互いの価値観や考えをすり合わせるのはとてもいいことですよね。しかし実際に結婚や妊娠、出産をすると、物事が理想通りには進まないことも珍しくありません。「あの頃はこう思っていたけれど、やっぱりこうしたい」と考えを変えて、臨機応変に対応していくこともまた大事なこと。そんななか、ママスタコミュニティには3歳の娘さんを持つ投稿者さんからこんな投稿が。
『長女を産むときの妊娠生活は壮絶でした。悪阻が重症化し入院、その後切迫早産でまた入院。妊婦生活の大部分を病院で過ごしました。新卒で入社した会社を泣く泣く退職しました。産後に保活と就活を頑張ってやっと軌道に乗ってきたところです。なのに夫から二人目を打診されました。確かに結婚前は「子どもは二人がいいね」と言っていました。でも想像を絶する体調不良と就活保活の凄まじさをまた経験したくありません。長女を育てながら仕事して、また重症悪阻に耐えられる自信もありません』
娘さんを妊娠していたときは入院を繰り返すなど、とても大変な思いをした投稿者さん。新卒入社して働いていた会社も辞めざるを得ない状況になったほどでした。その後無事に出産し、産後には就職活動と保育園探しを頑張り、なんとか娘さんを保育園に預けながら仕事や生活も軌道に乗ってきたようです。投稿を見るかぎり、投稿者さんは仕事をしたいタイプなので今は忙しさがありながらも、子育ても仕事もできていてやっと念願の生活が手に入ったというところでしょう。しかしこの状況を旦那さんは快く思っていないようです。
「子どもは二人ほしいと言っていたのに話が違う!」と怒る旦那
二人目がほしい旦那さんと、妊娠中の体調不良や入院、出産後の就活や保活などの大変さを経験したくない投稿者さん。双方の思いがぶつかることになり……。
『昨日、夫からかなり強い口調で責められました。「あと2年で高齢出産になる。妊娠するには今しかない。長女のためにもきょうだいは絶対に必要」と。私は「重い悪阻は第二子でも起きる。長女を育てながら仕事して働くのは無理。退職したとしてもまた仕事のキャリアをゼロからやり直して保活就活を繰り返すなんて耐えられない」と言ってしまいました。すると夫は「話が違う!」と怒鳴り出ていきました。私そんなにひどいこと言ったんでしょうか? 親の都合でひとりっ子になるのはそんなに罪なことなんですか?』
二人目に積極的になれない思いや事情を説明しても、旦那さんから強い口調で責められたという投稿者さん。旦那さんとしては結婚前から「子どもは二人」と夫婦で話していたことに加えて、投稿者さんの年齢も考慮して早めの妊娠を希望しているよう。そして「話が違う!」と投稿者さんに怒鳴って、旦那さんは家を出て行ってしまいます。夫婦間で意見が対立していることに対して投稿者さんは、自分自身が旦那さんにひどいことを言ってしまったのか、自分のワガママで娘さんがひとりっ子になるのはダメなことなのかと思い悩むようになりました。そこでママたちに意見を求めていました。
ママの体を心配できない旦那なら離婚も視野に入れてみては
『親の身体があってこそ子どもが産まれるのに、母体の心配もできない人の子どもを産みたくないな。悪阻ひどいのも見てなかったんだろうにこれからの育児も協力的だとは思えない』
『子どもを産む道具だと思われてるんだよ。「女なら産めるだろ。母親なんだから何でもできるだろ」って軽視されてる』
夫婦でお互いが求める子どもの人数が違うことや、妊娠中や産後の大変さを旦那さんがどれほど理解しているかという点にママたちが注目した今回の投稿。特に多かったのは投稿者さんに対して同情とも言えるコメントでした。「妻の体の心配もできない人が、これから育児もできるはずがない」、「女なら簡単に産めるものと軽視している」など、旦那さんを非難する厳しい意見が相次いでいました。
『思いやりのない旦那だね。でも向こうからすればあなたが欠陥なんだろうな。離婚が1番かも。そんな旦那これから先も嫌なことたくさんあるよ。あなたのこと愛してないじゃん』
『「それならどうぞ私みたいなオバサンと離婚して若くて二人子ども産んでくれる女性と再婚してください! 私は仕事頑張っていきますので」って離婚届突き付けてやればいいよ』
今回の件は、旦那さんの同僚で二人目や三人目の妊娠が立て続いていることも要因のようです。投稿者さんの補足説明では「同僚も大変だけど、二人目や三人目を産んで必死で頑張って何とかなっている。二人目産めないのは努力と工夫と要領が足りないだけだ」と旦那さんから強く責められたことも明かされています。こうした事情を考慮してもなお、旦那さんに対する怒りの声をあげているママも。「あなたのことを愛しているように思えない」として、離婚も視野に入れるようにアドバイスしている人も少なくなかったです。
旦那さんの気持ちもわかる。裏切られた気持ちになったのでは?
『どちらの気持ちも分かる。 こうなるまでにしっかりと話し合いができていなかったのでは? 旦那さんはあなたと結婚した「子どもは二人」という条件が外せないものだったんじゃないかな。それで「話が違う」と言ったのでは』
『「子どもは二人だね」とあなたは軽い気持ちで言ったかもしれないけど、旦那側はそれを重く受け止めてたのかもよ? しかもあなたは産後も就活して軌道に乗るまで働けてるよね。結構丈夫というかタフだと思う。キャリア気にするほど今後もガッツリ働こうと思ってる元気さがあるし、旦那さんも本音を溢しちゃったのかもね』
一方で旦那さんの気持ちに寄り添っていたママも一定数いました。投稿者さんは「雑談程度で契約のようなものではなかった」としていますが、旦那さんは結婚前の「子どもは二人作ろう」という話を当初から本気にして、投稿者さんとの結婚を決めた可能性もあります。「子ども二人がいる四人家族で幸せな家庭を築きたい」というイメージをずっと抱いていたのだとしたら、「二人目は産まない」と言った投稿者さんに、旦那さんが怒るのも理解できないこともないですよね。また投稿者さんは一度会社を辞めたそうですが、現在は娘さんを保育園に預けて新しい職場で仕事をしています。旦那さんとしては元気に毎日を過ごす投稿者さんを見て、「二人目も大丈夫だろう」と錯覚した可能性も。そして投稿者さんが受け止めてくれるだろうと思って、自分の気持ちを素直にぶつけてしまったのかもしれません。
言えるタイミングはあったのでは?これまで話し合ってこなかったことも考慮して
『「二人目は無理だ」と思った段階で時間をかけて理解してもらえるよう説明すべきだったと思うよ。なぜそんな大事な話をしてこなかったの? 不誠実だと思う』
『旦那は結婚前の約束を破られた気になったんだろうね』
『ここまでになる前に夫婦で話し合って、今後の方向性や子どもの有無を決めておくのが理想だけど、それができてなくて今になってぶつかったんだね。旦那は最初から「子どもは二人ほしい」と思い続けてきたのに、同じ気持ちだと思ってたあなたから高齢出産ギリギリの今言われてショックだったんだよ』
旦那さんの言動を訝しく思い、ママたちに意見を尋ねていた投稿者さん。しかし今に至るまでに夫婦で話し合いができていなかったこともまた事実です。娘さんを妊娠中に会社を辞めるとき、産後の保活や就活のとき、保育園に入園して仕事が軌道に乗ってきたとき。さまざまなタイミングで「二人目は厳しいかも」と旦那さんに伝えたり、夫婦間で「二人目はどうしようか」とゆるやかな話し合いの場を設けていれば、旦那さんが怒って出て行くことにはならなかったのではないでしょうか。旦那さんだけを悪者にする前に、まずは夫婦間でやるべき話し合いができていなかったことを思い返してみると、投稿者さんもこれからするべきことや旦那さんとのすり合わせの方向が見えてくるのではないでしょうか。
文・AKI 編集・みやび イラスト・Ponko
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