<義母のガラクタ攻撃>ついに他人の不用品まで「お礼を言っておいてね」!?限界状態【第4話まんが】
前回からの続き。数年前の出来事です。私は在宅でWEBデザイナーをしているミキエです。娘アユミは高校生、息子ヒカルは中学生になりました。しかし義実家の隣にマイホームを建てて約15年、私は義母が次々わが家に持ち込む「不用品」にずっと悩まされ続けているのです……。
ある日帰宅すると、わが家の和室に鎮座していたのは「義実家にあった壊れた座椅子」。どうやら私の留守中に義母が息子に運ばせたようです。しかも長らく放置されていたため虫が住み着いているようで……。返却しようとするも、義母の押しの強さに負けてしまいます。
「おばあちゃんがまた、いらないものをお母さんに渡してきたんでしょ? ちゃんと断らないとダメじゃない?」
娘は、最近はすっかり成長して「またいらないものを押し付けられたの?」などと冷静な発言をするようになっています。2歳下の弟が壊れた座椅子で遊んでいるのに比べると、ずいぶんと大人びたものです。しかしそんな会話をしていた数日後、義母はまたしても不用品を持ってやってきました。
「おはよう! あら、ごはん中だった? ごめんなさいねぇ。でもきっとミキエちゃんが喜ぶと思ってねぇ、急いでもってきたの」「え? なんでしょうか……」
朝食中にやってきた義母。今度は何を持ってきたのかと思ったら、なんと「スキーブーツ」。でもお義母さんはスキーをしたことがるなど、聞いたことがありません。
「あの……えっと、これはどうしたのでしょうか?」「ご近所の宮本さんからよ。娘さんが新しいスキーブーツを買ったんですって。それで、ウチのお嫁さんもスキーに行くって前に話したこと覚えててくれたみたいで、身長も同じくらいだし、つかえるんじゃないかってくれたのよ~」
「コレ、すごくいいお値段したそうよ~! ラッキーじゃない!」そう言って義母は嬉しそうに笑います。
いやいや、待て待て……。一体どこから文句をいっていいのやら……。スキーブーツなんて足幅や固さだっていろいろだし、ましてや私のサイズと全然違うじゃない!
言い返す気力すらなくなった私に、義母はこう言いました。「ホント、よかったわねぇ! そうそう、あとできちんと宮本さんにお礼を言っておいてちょうだいね! 頼んだわよ~」
ご近所さんの娘さんがいらなくなったからという理由で頂いてきたサイズすら合っていないスキーブーツ。他人にいい顔をしたがる義母が喜んで受け取ってしまったため、わが家へやってきたのでした。私はこれからご近所さんに心にもない「ありがとう」を言いに行かねばならないのでしょうか……。度を越していく義母の不用品攻撃に、もはやめまいを覚える私なのでした。
【第5話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・吉岡可奈 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子