<毒親ではないけれど>実母の嫌な育児は今でも鮮明に思い出す。どんなところを反面教師にしている?
子どもの頃から一緒に過ごしてきた親、もしかしたら人生においてお手本としている方も多いのではないでしょうか? とはいえ親も一人の人間、全てが完璧なわけではないでしょう。子どもながらに「ここは真似しないでおこう……」と思った経験のある方もいるのかもしれませんね。あるママは、実母に真似したくない部分があるそうです。
『実母に反面教師にしたいところはある? 私はいろいろな面で雑でガサツなところ。口を開けば「面倒くさい」ばかり。私も気をつけないと』
母親の嫌だと感じた部分は、現在親となった投稿者さんにとって、反面教師にしようと決意した部分でもあったようですね。口をひらけば「面倒くさい」ばかり言っていたとあるので、もしかしたら子どもの頃に嫌な思いをしたり、傷ついたりした経験がたくさんあったのかもしれません。ほかにも「親を見て反面教師にしようと思った部分がある」と答えた人がいました。
みんなはどんなところを反面教師にしている?
いつでも自分優先なところ
『子どもより自分が大事な所』
『子どもに無関心、自分優先ばかり』
子どもにとって「いつも話を聞いてもらえなかった」「後回しにばかりされていた」など、自分に興味を持ってもらえなかった記憶というのは決して良いものではありません。そんな親の姿を反面教師にして、「子どもの声に耳を傾けてあげよう」と心がけているママの声がいくつも寄せられました。
否定ばかりで、人を認めない・褒めないところ
『私のやりたいことをほぼ全てを否定するところ。褒められたこともない』
『私の趣味ややりたいことを否定。「お母さんはそれ、好きじゃないな!」と言う。「あなたは嫌いでも私は好きなんです」と言いたい』
『子どもがやりたいことを、なんでも否定。それは危ないとか向いていないとか。子どものことを考えて言っていそうで、可能性をつぶしている。無理だと思ってもまず子どもにはやってごらんと言うようにしている』
親として子どもに危険なことをしてほしくないと思うと、「それはやめたほうが良い」と言うこともありますよね。しかしあまりにたくさん否定されてしまうと、子どももやる気をなくしてしまうことでしょう。親が「できない」「やっても無駄」と否定する前に、まずは子どもにやらせてみる。そうすれば経験を積むことができますし、思いがけない能力を発揮することもあるのかもしれませんね。
人の話を聞かずに怒ってばかりなところ
『いきなり怒鳴る。母の勘違いで怒ることもよくあって、「はっ?」と思うことがあった。だから私はまず理由を聞いている。理由を聞くと仕方ないと思うこともあるから』
『人の話を聞かない。「あたしゃ親だよ! 親の言うことを聞いてりゃいいんだ!」と、白いものも黒にさせられる。これは絶対に言わないようにしている』
『とにかくヒステリックでいつも怒っているから、顔色ばかりうかがっていた。私は気をつけたい』
ちょっとしたことですぐに叱られたり、理由すら説明させてもらえず怒鳴られたりしていた経験をもつママもいるようですね。しかし事情があった子どもからすれば、理由くらいは聞いてほしいと思ってしまうことでしょう。実際にそのような経験をもつママには、「まずは理由をしっかり聞くようにしている」と現在の自身の育児について教えてくれたママもいました。
旦那さんの愚痴を言うところ
『父親の愚痴ばかり聞かされて、自然と私も父親に対して苦手意識というか、接し方に悩んだ。子どもには旦那の愚痴を言わないと決めている』
『不満があるのに言わない、行動に移さない。それなのに、ずっとその不満を抱えていて子どもに何度も愚痴る』
たとえ旦那さんに対して不平不満があったとしても、子どもに愚痴を言ってしまうのは好ましくありませんよね。子どもにとっては大切な父親。悪く言われたくないと思っていることもあるでしょう。それに母親が話したような一面が全てだと思ってしまい、父親に嫌悪感をもつようになってしまう可能性もあります。母親の影響力が大きい分、父親に対する発言は、慎重になければならないものなのかもしれませんね。
子どもに干渉しすぎるところ
『過干渉。とくに友人関係については口出ししないようにしている』
『服装髪型に口出しがすごかった』
親として子どもの行動が気になるのは仕方ないのかもしれませんが、親が意見を強く言いすぎると子どもを不自由な気持ちにさせてしまうこともあります。例えば「あの子とは付き合ってはいけない」「そんな服を着てはいけない」などとばかり言われていたら、たとえ親の言いつけとはいえ窮屈に感じることもあるでしょう。子どもは子どもなりに考えて友達と付き合い、服装や髪型なども選んでいるものです。余程のことがない限り、意見しないようにするのも親の役割なのではないでしょうか。
「されて嫌だったことはわが子にもしない」を心得ておきたい
『親からしてもらって嬉しかったことはないから、全て反面教師にして子育てをしてきたよ。おかげで、子どもたちは愛情たくさんのなかで素直に育ったわ。親にはある意味感謝よ』
「子どもは親を選ぶことができない」とよく言いますが、どんな親のもとに生まれるかによって自身が経験することは大きく変わってきます。子どものころにつらい思いをしたママたちは、親となった今でも心の傷として残っていたり、かえってその経験が今の子育てに活かされていたりすることもあります。子どもにとって嫌なことが何かわかるからこそ、わが子に愛情たっぷりに、優しく接することができるものなのかもしれません。きっと本当は思い出したくない記憶かもしれませんが、自分がつらくない程度に、幼少期の経験を活かしていきましょう。
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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