<2度目の浮気>「しょせん遊び」「バレなければいい」油断してたら……【中編まんが:旦那の気持ち】
前回からの続き。数年前の話です。俺は妻アオイと小学生の娘ミユと暮らしています。
俺にとって浮気は「ただの遊び」で、妻にバレさえしなければいいのです。過去に1度だけ運悪くバレたことがありますが、しおらしく頭を下げて謝るふりをして再構築できました。
実は現在も浮気をしていますが、証拠は残していません。もしバレたとしても専業主婦の妻がすぐに動けるとは思えないので、大丈夫だと思います。
妻に対して今はもう全く興味はありません。顔を合わせてもほとんど会話もないのです。
現在の妻は俺にとってはただの家政婦。毎日の食事の用意や掃除など、黙って役割を果たしてくれれば都合がいいのです。
ある日のこと、浮気相手が将来をどう思っているか聞いてきました。
詳しく聞くと「奥さんと別れて結婚」と言われました。結婚の話はNGだと伝えていたのに……。結婚話を持ち出されたらさっさと捨てるのが俺のやり方です。面倒くさい女の相手をするのは、性に合わないのです。すぐに別れました。その1週間後……。
妻から「ミユが不審者に遭遇した」という連絡がありました。しかし……実は不審者の正体は、俺が捨てた「浮気相手の女性」だったのです。妻はそのことに気づきながら、俺にはあえて隠して連絡をしていました。さらに3週間ほど経ったころ……。
その日、時刻はすでに深夜の領域に達していました。ようやく家にたどり着いたとき、妻はまだ目を覚まして俺を待っていました。彼女の目は眠そうに見えましたが、それでも何かを伝えたいという意志で開いていました。「ちょっと話があるの」と彼女は言いました。
妻はホテルから出てくる写真が差し出してきました。その写真は、自分と浮気をしている女性が一緒に写っているものです。その瞬間、心は混乱と驚きでいっぱいになりました。
専業主婦だった妻には何もできないと思っていました。まさか浮気の証拠を揃えるなんて、しかも離婚を切り出すなんて思ってもみなかったのです。俺が「浮気なんてただの遊び」と軽視していたその行為が、こんな深刻な結果を招くとは……思いもよりませんでした。妻の行動によって、俺は大きな間違いを犯していたことが露呈したのです。
後編へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 文、作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子