<離婚のワケ……>妻は全否定、息子は無視!ただの「ATM」扱いの俺【中編まんが:元旦那の気持ち】
前回からの続き。これは最近の話。俺は5年前に離婚をしました。現在中学1年生の息子(ジュン)は元妻(里緒)が引き取って育てています。結婚生活に耐えきれなくなった原因は、主に里緒の態度にあります。特に大きかったのが「俺の存在が家庭内で無視される」ということでした。
ジュンが生まれてから里緒は変わりました。帰宅すると「ジュンが寝てるんだから静かにしてよ!」と注意してくるため、息をひそめるように生活することが多くなりました。それでも、できる限り育児に協力しようとジュンをお風呂に入れてみましたが……。
俺が体調を崩すと、「ジュンにうつしたらどうするの! 家の中に入ってこないで!」と言い渡され、高熱にうなされながら車内で寝たこともあります。
そんな状況にも関わらず、俺が一生懸命働いて稼いだお金は派手に使われるのです。
散財をとがめると「もっと稼いでくればいい」と言われる始末です。里緒との話は平行線だし、なにか行動をすれば邪険にされるし……どうしてこうなってしまったんだろうと何度も何度も考えました。
里緒は俺が働いて得た給料を無計画に使うが、俺に対して感謝の気持ちはない……。インターネットの匿名の掲示板で相談したところ、返ってきたある言葉が目にとまりました。それは「奥さんはあなたのことをATMだと思っているのでは?」というもの。
俺はお金を引き出すためだけの“ATM扱い”をされていたのだと思うと腑に落ちました。「俺がいくら家庭円満のために頑張ろうとしても、里緒にその気がないのだからしょうがない」のだと。
「ジュン、ちょっといいか?」目の前にいるジュンに話しかけてみても、見向きもしません。
こんな生活もう嫌だ! ジュンは母親にべったりです。母親が子どもの前で父親のことをけなすのだから仕方がないかもしれないが、成長するにつれ俺が声をかけてもジュンは無視してくるように。(俺には“父親の威厳”というやつは少しもないんだ……)そんなジュンのことも次第にかわいいとは思えなくなり、俺は疲れ果てた末に離婚を決意したのです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子