＜子どもが巣立って＞【後編】17年前のマイホーム購入を後悔。住み続けることのメリットとは？
前回からの続き。17年前にマイホームを購入した投稿者さん。しかし娘さんが1人暮らしをするために家を出ることになり、夫婦2人での生活が始まったのだそう。すると途端に家が広すぎるように感じられて「こんなに大きな家を買わなくてもよかったかもしれない」と思い始めたようですね。
ママたちからは「わかる！」という共感の声があがり、子どもが巣立った後に住み替えを検討したい方は少なくないことがよくわかります。しかし一部のママたちにはこの悩みがピンとこなかったようです。
マイホーム購入の後悔のポイントは……？
「マイホームを買わなければよかった！」と頭を抱える投稿者さんに対して、あるママから素朴な疑問が寄せられました。
『投稿者さんはなぜマイホームを買ったことを後悔しているの？ 娘さんが家を出ることで空き部屋ができるから？』
「なぜ？」と疑問を直球で口にしたこちらのママさん。投稿者さんはこれに対して回答をしてくれました。
『私たち夫婦には広すぎて寂しいので、もう少し小さなお家でよかったかなと後悔をしてるんです。家を買う前に子どもは2人くらいほしいという考えもあったため、広めのお家にしました。でも今となっては2階には洗濯物以外では行かないんです』
マイホーム購入時に「子どもは2人ほしい」と考えて広めの家を買ったのだそう。おそらくそのときにはお子さんが家を出たあとのことは特に考えていなかったのでしょう。実際に夫婦2人だけの生活となった今、冷静に考えてみたところ「思っていたよりも広すぎて寂しい」というのが後悔の理由なのではないでしょうか。基本的な居住スペースは1階で、洗濯物以外では2階はまったく使っていないとなると「広すぎたかも……」と思うのも無理はないかもしれません。
17年も住んだなら後悔しなくていい！
「失敗したかも」と肩を落とす投稿者さんに、ママたちからは「後悔なんてする必要はない」と励ますような声が相次ぎました。
『17年も家族の思い出ができたのならよかったじゃない』
『マイホームには17年もお世話になったじゃない。大人の17年と子どもの17年は全然違うよ。子どもの17年が健やかに過ごせたんだから、マイホームを購入してよかったんだよ』
『17年間問題なく育児できたんだからよかったんだよ。「マイホームを買って正解だった」と胸を張りなよ』
投稿者さん夫婦がマイホームを購入したのは17年も前の話。つまりそんなにも長い間、今の家で家族との生活を営んできました。だからこそママたちは「17年も健やかに暮らせていたならば後悔する必要なんてない」と考えたのでしょう。今は少し広く感じられるようになってしまった家ですが、そこには家族が過ごしてきた幸せな思い出がたくさん詰まっているはずです。
今後スペースが必要になることもあるかも
「もう少ししたら今使ってない部屋を使うことになるかもしれない」とアドバイスするママたちも現れました。さて一体どのような場合に必要になるかもと考えているのでしょうか？
『あと何年かしたら娘さんが赤ちゃんを連れて里帰りをするかもしれないよ。そのときに部屋があったら便利だよ』
『何年後かに娘さんがまた遊びにくるかもしれないじゃん。かわいい家族を連れてさ！』
『私が結婚する直前に両親が熟年離婚したから実家はない。寂しいものよ。懐かしいなあって帰る家があるって素敵だよ』
『うちの実家も空いてる部屋があるけど、子どもをちょっと寝かせたいときとか便利。用事で泊まりとかになるときも使わせてもらえるし』
「あと何年かすれば、ひょっとしたら娘さんが里帰り出産や帰省で部屋を使うことがあるかも」と話したママたち。もし実際に娘さんが里帰り出産で帰ってくるとなると部屋が必要となるでしょう。またもう少し時間が経ったらお孫さんが来たときに遊び部屋として使えるかもしれません。もし娘さんが結婚や出産をしないとしても、帰省をしたときに自分が使える部屋があるというのは嬉しいものではないでしょうか。これからのことを考え、今のお家に住み続けるというのもひとつの選択でしょう。
17年前にマイホームを購入して後悔をしていると話した投稿者さん。「夫婦2人に広すぎる」と話してくれましたが、その根底には娘さんが成長をして巣立ったことに対する一抹の寂しさもあるのかもしれませんね。今の気持ちを優先して住み替えを検討するのもいいでしょう。しかし今後娘さんが帰省や里帰り出産などをすることも念頭において、今のお家に住み続けるのもいいかもしれません。いずれにしても住居を決めるのは大きな問題です。夫婦2人でじっくりと考えてから決断をするのがいいでしょう。
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