<早生まれはかわいそう?>早生まれの人からの、成長の遅れに関する疑問
1月1日から4月1日に生まれたお子さんは、「早生まれ」と言われます。同じ学年には、その前の年の4月2日から12月31日に生まれた「遅生まれ」と言われる子たちもいます。子どもの頃の約1年の成長の開きは大きいので、「早生まれの子だと大変」というイメージを持たれがち。ママスタコミュニティには、ご自身が早生まれで苦労したというママからの質問が届いていました。
『私自身が3月生まれなので、ずっと運動に苦手意識がありました。今考えると、運動神経が悪いというか発達がみんなより遅かったからだと思っています。でも、そのせいで体育とか運動会がずっと嫌だったし、みんなよりも劣ってるっていう感覚が自分の中にあるんです。そう考えると、早生まれってかわいそうなのでしょうか?』
この質問に対して、ママたちからたくさんの回答が寄せられていました。
「早生まれ=かわいそう」ではない
1年の開きがあれば、成長がその分遅いのは当たり前。でも、それをかわいそうというイメージに当てはめるのは違うのではないでしょうか。
『かわいそうではないよ』
『早生まれがかわいそうって思ったことない。早生まれとかあまり関係なく、結局は個人差、得意不得意の問題』
『親が「早生まれだから」とか子どもに暗示かけてることもあるよね。そんなの関係なしに、子どもの個性を伸ばして育ててあげればいいよ』
『親もまわりも「早生まれだからかわいそう」って言うなかで育てたんだろうね。でも、かわいそうなんてことはないから』
『子ども2人とも早生まれだけど、早生まれだからかわいそうなんて経験ないよ』
早生まれだけど、気にしたことなかった
相談者のママは早生まれであることで悩んでいたようですが、同じく早生まれでも気にしたことがないという意見もたくさん寄せられていました。
『2月生まれだけど、誰より水泳速かったし、バスケやバレーも得意だった』
『2月生まれだけど、体育得意だったし小学生のときは徒競走ずっと1位だったよ。早生まれは関係ないと思う』
『1月生まれだけど、幼稚園の頃から背の高い順で並ぶと1~2番目だったし、幼稚園から中学までリレーの選手だったし、運動得意だった。だから早生まれだから~という考えは全くない』
『2月生まれだけど、生まれ月のせいでなんて考えたこともなかった』
大人になると、早生まれがお得!?
年を重ねていくと、1日でも長く若くいたいと思うもの。早生まれは同級生たちのなかでも年を重ねるのが遅いので、お得な気がします。
『いや、むしろ羨ましい。年取るの遅いし』
『小さいときより年取ってからの方が長いから羨ましい』
『大人になって周囲を見ると、頑張り屋できちんと結果も出している人には早生まれが多い印象。小さい頃は大変な時期もあるのかもしれないけど、それを乗り越える力が身につくと思う』
『私自身が早生まれだけど同級生より年取るの遅いし、「ラッキー」としか思わなかったな~』
『年齢重ねたら、同窓会で同級生より1歳若いっていう方が嬉しいよ』
筆者の娘も早生まれ。早生まれに対してのネガティブなイメージを、子育てするなかで何度か耳にしたことはあります。しかし早生まれの子を持つ親として、「早生まれだから……」というネガティブな意識をもったことは一度もありません。それは同時期に出産した友人が多いこと、誰かと成長を比べるより、我が子の成長に集中してきたからなのかなと感じます。
子どもたちは、生まれた時期は関係なく、それぞれに個性と才能を持っています。それは生まれ持ったものであり、比べて甲乙をつけるものではありません。子ども自身がもし「早生まれ」で悩むのだとしたら、それは早生まれをネガティブにとらえている親や周囲の大人の影響によるものでしょう。まわりがそれを気にしなければ、子どもも気にすることなく育つはずです。
早生まれであろうと、遅生まれであろうと、大人になってみたらそんなことは大した違いではありません。子どもに対して早生まれ=ネガティブなイメージを植え付けるようなことはしない子育てをすれば、早生まれがかわいそうという考えも、いずれはなくなるのではないでしょうか。
文・鈴木じゅん子 編集・千永美 イラスト・193
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